千葉県が所有するかんがい用水専用のアースダム。
現地に行ってみたが、どこが堤体なのか分からないほど近隣が開発されており、ダムの様相はほとんど無い。
地形から察するに、天端から下流にかけて盛り土されており、堤体が全て土の中に埋まっている感じだ。
現在天端と思われる場所は、企業の駐車場になっている。
これがダムだとわかる手がかりは、工業団地入口に設置されている看板のみ。
この看板に小沢ダムという記載がある。
もしかすると、このダムは堤高15m未満の可能性もある。
面白みのないダムなので、訪問はおすすめできない。

ダム湖右岸側より堤体を眺める。
奥に洪水吐や取水設備があるが、写真では見えない。

天端を眺める。
近隣が天端レベルまで埋め立てられており、どこが堤体だかわからないが、たぶんここが堤体。
企業の駐車場になっていた。

左岸に設置されている自由越流式の洪水吐。

斜樋式の取水設備。

洪水吐辺りよりダム湖を眺める。
スペック
| ダム名 | 小沢(おざわ)ダム |
| ダム型式 | アース |
| 河川名/水系名 | 埴生川/一宮川水系 |
| 所在地 | 千葉県長生郡長南町小沢1524 |
| 位置 | 北緯35度21分33秒 東経140度14分50秒 |
| 着工年/完成年 | 1989年/1992年 |
| 用途 | かんがい用水 |
| 堤高 | 23.9m |
| 堤頂長 | 83.5m |
| 堤体積 | 60,000立方m |
| 流域面積 | 0.7平方km |
| 湛水面積 | 5ha |
| 総貯水容量 | 335,000立方m |
| 有効貯水容量 | 325,000立方m |
| ダム湖名 | |
| 管理 | 千葉県 |
| 本体施工者 |
水位
| 設計洪水位 | |
| 洪水時最高水位(サーチャージ水位) | – |
| 平常時最高水位(常時満水位) | |
| 洪水貯留準備水位(洪水期制限水位) | – |
| 最低水位 |
放流設備
| 用途 | 形状 | サイズ | 放流能力 |
|---|---|---|---|
| 余水吐 | 自由越流式 | 1門 |



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