房総半島には珍しく、洪水吐にローラーゲートを備える上水道用水専用のダム。
表面取水設備も備え、装備は万全である。
減勢工などもとても複雑な造りなので、見飽きることはないだろう。
下流より堤体を眺める。
クレストゲートはローラーゲート2門。
天端を眺める。
くびれた部分にゲートがある。
奥に見える丸い部分は、表面取水設備。
ダム湖より堤体を眺める。
左に表面取水設備が見える。
インクライン。
かなり急勾配だった。
天端より直下を眺める。
左に90度曲がっている。
流れを制御するために2本の塀があるらしい。
天端よりダム湖を眺める。
手前に見える丸い建物が表面取水設備。
ゴボゴボ音をたてて取水していた。
ゲートのアップ。
スペック
ダム名 | 小向(こむかい)ダム |
ダム型式 | 重力式コンクリート |
河川名/水系名 | 三原川/三原川水系 |
所在地 | 千葉県南房総市和田町小向 |
位置 | 北緯35度03分57秒 東経139度59分50秒 |
着工年/完成年 | 1972年/1975年 |
用途 | 上水道用水 |
堤高 | 37.0m |
堤頂長 | 106.0m |
堤体積 | 54,000立方m |
流域面積 | 11.3平方km |
湛水面積 | 10ha |
総貯水容量 | 950,000立方m |
有効貯水容量 | 750,000立方m |
ダム湖名 | |
管理 | 朝夷水道企業団 |
本体施工者 | 清水建設 |
水位
設計洪水位 | |
洪水時最高水位(サーチャージ水位) | – |
平常時最高水位(常時満水位) | |
洪水貯留準備水位(洪水期制限水位) | – |
最低水位 |
放流設備
用途 | 形状 | サイズ | 放流能力 |
---|---|---|---|
洪水吐 | ローラーゲート | 2門 |
アクセス
国道128号線沿いにある、JR内房線和田浦駅からのアクセス方法を記載させてもらう。
駅から国道128号線を南下、館山方面へ走る。
3.5kmほど走ると、右手に郵便局が現れる。
この郵便局の先の交差点を右折。県道188号線に入る。
ここから6kmほどひたすら直進。
途中、トラップがあるが、バス通りと同じように、
右・左に曲がる。
このトラップを抜ければもう安心だ。
やがて右手に立派なダムが現れる。
堤体へと通じる道があるので、そちらを選択。
天端付近に、ちょっとしたスペースがあるので、そちらに車をとめて見学すると良いだろう。
ちなみに、天端も車で通行可能である。
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