同じロックフィルである塩田ダムの隣にあるダム。
こちらのダムは堤高62.2mと、かなり大きい。
堤体は一般開放されていて、自由に天端を歩くことができる。

天端を眺める。
手前の柵の部分の下に、洪水吐の流路がある。

自由越流式の洪水吐。
ダム湖のわりには、そんなに大きく感じなかった。

洪水吐から先はこんな感じ。
流路は右に曲がっていてちょっと複雑。

天端より流路を眺める。
奥に見える道は通行禁止。

天端よりダム湖を眺める。
手前に見える石は堤体。
中規模サイズのダム湖だった。
ちなみに、写真右、水中に浮かんでいる緑色の島は、水質保全装置とのこと。

横より堤体を眺める。
流路も見えてよいアングル。

下流より流路を眺める。
利水用(?)からの放流が流路途中で合流している。

下流より堤体を眺める。
右上に見える黒いものは金網。
撮影失敗、ごめんなさい。
スペック
| ダム名 | 寺山(てらやま)ダム | 
| ダム型式 | ロックフィル | 
| 河川名/水系名 | 宮川/那珂川水系 | 
| 所在地 | 栃木県矢板市長井字石切場 | 
| 位置 | 北緯36度50分50秒 東経139度51分52秒 | 
| 着工年/完成年 | 1972年/1984年 | 
| 用途 | 洪水調節、農地防災/不特定用水、河川維持用水/上水道用水 | 
| 堤高 | 62.2m | 
| 堤頂長 | 260.0m | 
| 堤体積 | 1,350,000立方m | 
| 流域面積 | 11.5平方km | 
| 湛水面積 | 16ha | 
| 総貯水容量 | 2,550,000立方m | 
| 有効貯水容量 | 2,155,000立方m | 
| ダム湖名 | |
| 管理 | 栃木県 | 
| 本体施工者 | 間組・日本国土開発 | 
水位
| 設計洪水位 | |
| 洪水時最高水位(サーチャージ水位) | EL 407.5m | 
| 平常時最高水位(常時満水位) | EL 406.5m | 
| 洪水貯留準備水位(洪水期制限水位) | EL 393.6m(10月11日~6月15日) | 
| 最低水位 | EL 386.0m | 
放流設備
| 用途 | 形状 | サイズ | 放流能力 | 
|---|---|---|---|
| 非常用洪水吐 | 自由越流式 | W55m×H2.5m×1門 | 463m3/s | 
| 常用洪水吐 | ジェットフロー | Φ1.9m×1条 | 37m3/s | 
| 常用洪水吐 | ジェットフロー | Φ0.45m×1条 | 
アクセス
東北自動車道矢板ICが最寄りのインターになる。
このインターから県道30号線を北上するのだが、ちょっと注意。
インター出口は手前と奥の2つあり、手前は県道30号線へ、奥は国道4号線への出口なので、今回は手前出口を選択する。
県道30号線を那須方面へ8kmほど走ると、下太田という交差点がある。
ここを左折。あとはひたすら直進するのみである。
ただし、1カ所だけトラップがあるので注意。
高速道路を越え、300mほどの所で道は右折しているのだが、
直進している道もある。この道はトラップなので注意。
そのトラップを過ぎると、道はやがてワインディングとなり、2つのヘアピンカーブを迎える。
このヘアピンを越し、ほんの少し走ると左手に寺山ダムが見えてくる。
駐車場が左にあるため、こちらに駐車して見学するとよいだろう。



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