北海道開発局が管理するかんがい用水専用ダム。
このダムの水は、下流の農耕地213.63haに供給されている。
堤体は堤高15.5mのアースダムで、このダムも、北海道のアースダムの例にもれず、下流面の芝生が美しい。
逆に、上流面は完全にブロックで補強されており、下流面と上流面のギャップがたまらなく面白い。
余水吐は直線ではなく曲線型の自由越流式。
北海道では珍しく感じた。
天端は残念ながら立入禁止。
小ぶりのダムなので、見学時間はそれほどかからない。
通りすがりのついでに、見学してみるレベルだ。

右岸より堤体を眺める。
手入れがされていて、緑の芝生が美しい。
中央に犬走りが見える。

天端は残念がら立入禁止。

自由越流式の余水吐を眺める。
北海道では珍しい(?)曲線式。

その先の導流部。
緩やかな左カーブを描いている。

堤体の上流面を眺める。
ブロックで完全武装されている。
奥に見えるのは取水設備だと思われる。

ダム湖の様子。
水位は低かった。
スペック
| ダム名 | 上湯内(かみゆない)ダム |
| ダム型式 | アース |
| 河川名/水系名 | 多度志川/石狩川水系 |
| 所在地 | 北海道深川市湯内2230 |
| 位置 | 北緯43度47分46秒 東経142度09分08秒 |
| 着工年/完成年 | 1950年/1956年 |
| 用途 | かんがい用水 |
| 堤高 | 15.5m |
| 堤頂長 | 108.5m |
| 堤体積 | 46,000立方m |
| 流域面積 | 15.5平方km |
| 湛水面積 | 20ha |
| 総貯水容量 | 877,000立方m |
| 有効貯水容量 | 857,000立方m |
| ダム湖名 | |
| 管理 | 北海道開発局 |
| 本体施工者 | 鹿島建設 |
水位
| 設計洪水位 | |
| 洪水時最高水位(サーチャージ水位) | – |
| 平常時最高水位(常時満水位) | |
| 洪水貯留準備水位(洪水期制限水位) | – |
| 最低水位 |
放流設備
| 用途 | 形状 | サイズ | 放流能力 |
|---|---|---|---|
| 余水吐 | 自由越流式 | 1門 |



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