北海道開発局が管理するかんがい用水専用ダム。
堤高32.3mのアースダムで、それほど特徴が無いダムと思いきや、変なものを発見してしまった。
天端は立入禁止なので望遠でその姿を眺めてみると、天端の欄干がコンクリート製なのだ。
通常、アースダムの欄干は、設置されていないか、せいぜい天然素材製の欄干がある程度だが、このダムの場合は立派なコンクリート製の欄干があるのだ。
これはかなり変わった造りに思えた。
なお、このダムの水は最大3.134m3/s取水され、下流の農耕地2,106haに供給されている。
下流より堤体を眺める。
堤高32.3mだが、そう高さは感じない。
余水吐からの導流部。
取水塔から飲み込まれた水はここに出てくると思われる。
奥の塔の正体は不明。
高台より天端を眺める。
欄干がコンクリート製だ。
上流面はコンクリートブロックで補強されている。
堤体とダム湖。
取水塔。
他のアースダムで見る取水塔よりも簡素(?)、骨組みしかない感じ。
スペック
ダム名 | 新区画(しんくかく)ダム |
ダム型式 | アース |
河川名/水系名 | ニタチパウマナイ川/石狩川水系 |
所在地 | 北海道上川郡美瑛町字新区画1424番の6地先 |
位置 | 北緯43度36分02秒 東経142度30分46秒 |
着工年/完成年 | /1970年 |
用途 | かんがい用水 |
堤高 | 32.3m |
堤頂長 | 274.7m |
堤体積 | 482,000立方m |
流域面積 | 43.1平方km |
湛水面積 | 46ha |
総貯水容量 | 5,600,000立方m |
有効貯水容量 | 5,223,000立方m |
ダム湖名 | |
管理 | 北海道開発局 |
本体施工者 | 西松建設 |
水位
設計洪水位 | |
洪水時最高水位(サーチャージ水位) | – |
平常時最高水位(常時満水位) | |
洪水貯留準備水位(洪水期制限水位) | – |
最低水位 |
放流設備
用途 | 形状 | サイズ | 放流能力 |
---|---|---|---|
余水吐 | 自由越流式 | 1門 |
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