かんがい用水専用のアースダム。
国道410号線沿いにある。
1937年完成とのことだが、複雑な洪水吐を持っている。
とても1933年頃の技術だと思えない。たぶん、後に改修または増設されたと思われる。
左岸横より堤体を眺める。
水位はだいぶ低かった。
通常は色が変わった部分まであるのだろう。
中央に見える設備は取水設備。
天端を眺める。
どこが天端上で、どこが堤体の斜面かわからない天端だった。
取水設備。
4~5本のパイプが水に向かって伸びていた。
堤体左岸に設置されている洪水吐。
トンネルで下流に流す仕組み。
入口は4つあるが、中で1本にまとめられている。
洪水吐のトンネルを覗いてみました。
遠くに出口の光が見えます。
上流から洪水吐を望む。
水位が低かったので、このアングルから撮影できました。
通常、この場は水に沈んでいると思われる。
天端より下流を眺める。
河川は見えない。
天端よりダム湖を眺める。
小さなダム湖だった。
スペック
ダム名 | 八丁堰(はっちょうぜき)ダム |
ダム型式 | アース |
河川名/水系名 | 板屋川/加茂川水系 |
所在地 | 千葉県鴨川市八丁 |
位置 | 北緯35度06分54秒 東経140度00分25秒 |
着工年/完成年 | /1933年 |
用途 | かんがい用水 |
堤高 | 18.0m |
堤頂長 | 80.0m |
堤体積 | 36,000立方m |
流域面積 | |
湛水面積 | 2ha |
総貯水容量 | 151,000立方m |
有効貯水容量 | 151,000立方m |
ダム湖名 | |
管理 | 吉尾土地改良区 |
本体施工者 |
水位
設計洪水位 | |
洪水時最高水位(サーチャージ水位) | – |
平常時最高水位(常時満水位) | |
洪水貯留準備水位(洪水期制限水位) | – |
最低水位 |
放流設備
用途 | 形状 | サイズ | 放流能力 |
---|---|---|---|
余水吐 | 自由越流式 | 4門 |
アクセス
付近に高速道路が走っていないため、豊英ダムからのアクセス方法を記載させてもらう。
豊英ダムより、国道410号線をひたすら南下、千倉方面へ12kmほど走る。
県道34号線との交差点を過ぎたあたりから要注意。
その交差点から2kmほど走ったところの右手に、このダムはある。
また、行き過ぎてもダム湖が右手に見えるので、たぶん気がつくはずだろう。
国道からダム竣工記念の石碑が見えるので、これを目印とすべし。
駐車場は無いが、ダム入口あたりに、車1台入るスペースがあるので、ここに車を押し込んで見学すればよいだろう。
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