矢木沢ダムは、利根川水系で一番大きなダムで、関東地方の主力水瓶である。
撮影日は2001年8月で、取水制限がおこなわれている最中だった。
そのため矢木沢ダムの貯水率は30%と、ダムの底が見えそうな微々たる水しか残っていなかった。
次回は春の雪解け水をねらって、水量が多いときに訪れてみたい。
アーチ型の美しい矢木沢ダム。
東京都などの巨大な水瓶だ。
この急勾配の水路を通り、水が放流される。
渇水のため、その様子を見ることが出来なかった。
湖側からダムを見る。
渇水のため水門にも水が届かない。
通常はコンクリートの色が変わっている所まで水があるはず。
矢木沢ダムに行く途中にあるジャンプ台。
洪水吐から流れてきた水は、ここで大ジャンプ。
シーズンには間近で見られるらしい。
奥利根湖より堤体を眺める。
超渇水の様子が伺える。
「水資源開発公団」の矢木沢ダム。
この写真は多分貴重な写真になるはず。
現在は、「独立行政法人水資源機構」になってしまった。
奥利根湖全景。
下手くそな合成パノラマでごめんなさい。
天端よりダム湖を眺める。
ほぼ満水のダム湖。
2004年5月15日撮影。
スペック
ダム名 | 矢木沢(やぎさわ)ダム |
ダム型式 | アーチ式コンクリート |
河川名/水系名 | 利根川/利根川水系 |
所在地 | 群馬県利根郡みなかみ町藤原字矢木沢 |
位置 | 北緯36度54分41秒 東経139度03分23秒 |
着工年/完成年 | 1959年/1967年 |
用途 | 洪水調節、農地防災/不特定用水、河川維持用水/かんがい用水/上水道用水/発電 |
堤高 | 131.0m |
堤頂長 | 352.0m |
堤体積 | 571,000立方m |
流域面積 | 167.4平方km |
湛水面積 | 570ha |
総貯水容量 | 204,300,000立方m |
有効貯水容量 | 175,800,000立方m |
ダム湖名 | 奥利根湖(おくとねこ) |
管理 | (独)水資源機構 |
本体施工者 | 熊谷組 |
水位
設計洪水位 | |
洪水時最高水位(サーチャージ水位) | EL 854.5m |
平常時最高水位(常時満水位) | EL 850.0m |
洪水貯留準備水位(洪水期制限水位) | – |
最低水位 | EL 796.5m |
放流設備
用途 | 形状 | サイズ | 放流能力 |
---|---|---|---|
非常用洪水吐 | 越流型二段式ローラーゲート | W9.5m×H10.4m×2門 | 1,300m3/s |
常用洪水吐 | ローラーゲート | W2.6m×H2.5m×1門 | 42m3/s |
常用洪水吐 | ホロージェットバルブ | Φ1.65m×1条 | 42m3/s |
発電所使用水量 | 矢木沢発電所(東京電力) | 300m3/s |
アクセス
関越自動車道水上より国道291号線を北上、湯檜曽駅手前を右折で県道63号線に入る。
時間に余裕があれば、そのまま国道を北上し、291号線の末端まで行ってみる価値はある。
目の前に広がる谷川山系が素晴らしい。是非ともお勧めしたいスポットだ。
またその途中にある、土合という駅に立ち寄ってもらいたい。
ここは長い階段がある駅で有名である。
しばらく行くとショートカットの町道(?)を行くか、そのまま県道を行くかを選ぶ交差点にさしあたる。
ここも時間があればそのまま県道を直進し、利根川を眺めながらドライブを楽しんだ方が良いだろう。
途中、藤原ダムの藤原湖を眺めることができる。道は再びショートカットの町道と先ほどの県道が合流し、3kmほど走るとテプコの資料館へ通じる道へと分かれる。
ここでいったん県道とお別れし、資料館方面へ向かう。
しばらく走ると、資料館(現在閉館中)と須田貝ダムが現れ、そのすぐ先で道がゲートで遮断される。
ゲート脇には小屋があり、そこで受付を済ませるとゲートを開けてくれ、先に進むことが出きる。
最近舗装されたのであろうか、山の中とは思えないほどの綺麗な二車線(中央線はない)道路が続く。
適度なカーブがあるため、私としても非常に楽しめる道である。
平均80km/hぐらいで走れるだろうか。
その道をかっ飛ばしていると、遠目に矢木沢ダムが見え始め、道は左折する。
そうすると、巨大なウォータースライダーのような物が現れる。
他の文献によると、これはダム水の放流溝とのこと。
ここから水が放流されている所をぜひ見てみたい。
そこからまもなくして矢木沢ダムが現れ、無事到着である。
オプションとして、隣の奈良俣ダムの見学もお勧めする。
コメント
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