かんがい用のため池が多数存在する、一宮町にあるダム。
堤高が15mを越えているのでダムに分類されてしまったという感じである。
ダム湖の畔に民家が一軒だけあり、まるで民家の庭池の様な存在だった。
民家にお住まいの方は、ダムの管理者なのだろうか。
下流より堤体を眺める。
どこにでもありそうなアースダムだ。
天端を眺める。
奥に見える建物は管理事務所と思いきや普通の民家だった。
ダム湖へ続く階段。
インクラインと呼ぶのだろうか。
中央の鉄板は洪水吐のスクリーン。
右のコンクリートはインクライン。
洪水吐より下流を見る。
手彫りの導水トンネル。
こんなの初めて見た。
天端より下流を眺める。
遠くに太平洋が見える。
天端よりダム湖を眺める。
小さく穏やかなダム湖だった。
スペック
ダム名 | 雨竜湖(うりゅうこ)ダム |
ダム型式 | アース |
河川名/水系名 | 南川尻川/一宮川水系 |
所在地 | 千葉県長生郡一宮町大字東浪見深沢 |
位置 | 北緯35度20分52秒 東経140度22分26秒 |
着工年/完成年 | /1951年 |
用途 | かんがい用水 |
堤高 | 15.0m |
堤頂長 | 110.0m |
堤体積 | 48,000立方m |
流域面積 | 0.3平方km |
湛水面積 | 4ha |
総貯水容量 | 264,000立方m |
有効貯水容量 | 204,000立方m |
ダム湖名 | 雨竜湖(うりゅうこ) |
管理 | 一宮町東部土地改良区 |
本体施工者 |
水位
設計洪水位 | |
洪水時最高水位(サーチャージ水位) | – |
平常時最高水位(常時満水位) | |
洪水貯留準備水位(洪水期制限水位) | – |
最低水位 |
放流設備
用途 | 形状 | サイズ | 放流能力 |
---|---|---|---|
余水吐 | 自由越流式 | 1門 |
アクセス
茂原から国道128号線を南下し、一宮町を目指す。
8kmほど走ると茂原市街地に入る。
市街地を抜けると、JR外房線との陸橋にさしかかる。
この陸橋から1.2kmほど先に、東浪見駅に向かう道との交差点がある。
ここを右折。駅方面には向かわず、そのまま直進し、踏切をわたる。
道はすぐに急勾配なヘアピンカーブに入る。
このヘアピンを抜けると目の前にアースダムが現れる。
そう、このダムが雨竜ダムである。
アースダムのため目立たないので注意して欲しい。
堤体直下のヘアピンカーブ脇に駐車スペースがあるので、
ここに車をとめて見学するとよいだろう。
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