ダムカレー発祥の地を訪れてみませんか
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奥只見ダム

新潟県

日本一の総貯水容量を誇るダムだったが、2007年に完成した徳山ダムにその座を奪われた。
しかし、有効貯水容量はいまだに日本一の座を明け渡していないことがせめてもの救いだろう。
また、堤高は重力式コンクリートダムの中では第1位だ。
このダムの登場シーンも、これらのスペックを演出してくれている。
ダムまでの道は、18kmほども続くトンネルの連続。
まるで地底人になってしまったかの頃に、突然目の前に現れる。
また、観光も盛んで、お土産屋やドライブインが建ち並ぶ。
冬はスキー、春から秋にかけては遊覧船も出ている。
奥只見電力館などもあるので、時間がある人はゆっくり見学してもらいたい。
ただし、急いでいる場合、館長さんには要注意である。


下流にある駐車場より堤体を眺める。
スッキリとしたシンプルなデザイン。

駐車場から天端へは、このモノレールに乗って移動する。
料金は片道100円。
歩きでも天端へ行けるが、登り坂なので辛い。

左岸より堤体を眺める。
他の重力式コンクリートダムよりも傾斜が緩やかに感じるが、気のせいだろうか。

天端を眺める。
中央部より先は立入禁止。

天端の中央部より先を撮影。
ゲート類が見えない。
残念。

天端より直下を眺める。
ジャンプ台式減勢工か?!
ちなみに、6月というのに、まだうっすらと雪が残っている。
(フリップバケット方式の減勢工だそうです)

ダム湖より堤体を眺める。
こちら側から見てもシンプルなデザインだ。

ゲート類のアップ。
その奥に見えるのは、管理用のクレーン。

天端より下流を眺める。
この先に大鳥ダムがある。

天端よりダム湖を眺める。
右に遊覧船が見える。


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スペック

ダム名奥只見(おくただみ)ダム
ダム型式重力式コンクリート
河川名/水系名只見川/阿賀野川水系
所在地新潟県魚沼市湯之谷芋川字大鳥1317
位置北緯37度09分13秒 東経139度14分58秒
着工年/完成年1953年/1960年
用途発電
堤高157.0m
堤頂長480.0m
堤体積1,658,000立方m
流域面積595.1平方km
湛水面積1,150ha
総貯水容量601,000,000立方m
有効貯水容量458,000,000立方m
ダム湖名銀山湖(ぎんざんこ)
管理電源開発(株)
本体施工者鹿島建設

水位

設計洪水位
洪水時最高水位(サーチャージ水位)
平常時最高水位(常時満水位)EL 750.0m
洪水貯留準備水位(洪水期制限水位)
最低水位EL 690.0m

放流設備

用途形状サイズ放流能力
洪水吐ラジアルゲート2門
発電所使用水量奥只見発電所(電源開発)387.00m3/s

アクセス

関越自動車道小出ICを出て右折。看板があるので、それに従い、奥只見方面を目指す。
看板が奥只見方面は左と促すので、それに従って左折。
しばらく走ると、国道352号線との交差点にさしかかる。
ここを右折。奥只見方面を目指す。
その交差点から8kmほど走ると、シルバーライン入口の標識が現れる。
この標識通り左折し、シルバーラインに入る。
このシルバーラインは要注意。
トンネルが連続して12km以上続く。
さらに、そのトンネルは途中で曲がりくねり、路面が濡れている。
急勾配もあり、とても楽しいトンネルだ。
トンネル内には色々な仕掛けがしてあるので、それらを探してみよう。
なにか楽しみながら走らないと、退屈でしょうがない道である。
また、トンネルの出口も要注意。
湿度が急に異なるため、ウインドウが一気に曇る。
出口が見えてきたら、ワイパーをいつでも動かせる心構えが必要だ。
12km、延々とトンネルを走ると、やがて出口が見えてくる。
そう、ここは奥只見ダムだ。
外の明るい光とともに、奥只見ダムを満喫してもらいたい。
大きな駐車場があるので、そちらを利用し見学すると良いだろう。


コメント

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