北海道開発局および電源開発が管理する多目的ダム。
そうはいうものの、実態は電源開発が管理している模様。
国が所有しているダムには珍しく治水機能を持たないダムで、かんがい用水の他、上水道用水、発電をおこなっている。
発電に関しては、電源開発の熊追発電所に送水され、最大4.0m3/sの水量を用いて4,850kWの電力を生み出している。
また、このダムで取水された水は、桂沢ダムへと送水される。
ダム付近まで続く道はあるが、直前の広場で立入禁止となってしまう。
あと数歩進めばダムが見えるのだが、法令は遵守してほしい。

残念ながら、手前の広場で立入禁止だった。
あと20歩進めば堤体が見えるだろう。
スペック
ダム名 | 芦別(あしべつ)ダム |
ダム型式 | 重力式コンクリート |
河川名/水系名 | 芦別川/石狩川水系 |
所在地 | 北海道芦別市奥芦別 |
位置 | 北緯43度17分04秒 東経142度05分58秒 |
着工年/完成年 | 1927年/1957年 |
用途 | かんがい用水/上水道用水/発電 |
堤高 | 22.8m |
堤頂長 | 99.5m |
堤体積 | 18,000立方m |
流域面積 | 147.5平方km |
湛水面積 | 21ha |
総貯水容量 | 1,598,000立方m |
有効貯水容量 | 206,000立方m |
ダム湖名 | 芦別湖(あしべつこ) |
管理 | 北海道開発局・電源開発(株) |
本体施工者 | 鹿島建設 |
水位
設計洪水位 | |
洪水時最高水位(サーチャージ水位) | – |
平常時最高水位(常時満水位) | EL 335.00m |
洪水貯留準備水位(洪水期制限水位) | – |
最低水位 | EL 334.00m |
放流設備
用途 | 形状 | サイズ | 放流能力 |
---|---|---|---|
洪水吐 | ローラーゲート | 1門 |
アクセス
桂沢ダムからのアクセス方法を記載させてもらう。
桂沢ダム右岸駐車場より、県道116号線を芦別・夕張方面へ走る。
1.12kmほど走ると、国道452号線との交差点にさしかかる。
ここは直進、国道452号線を芦別方面へ走る。
その交差点から10.98km走ると、芦別ダムの看板が見えてくる。
この看板通りに右折。 ダート道を約1.5km走ると芦別ダム手前の広場に到着する。
残念ながら芦別ダムは立入禁止。
この広場からでは堤体は見えない。
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