三保ダムのさらに上流にあるダム。
東京電力の発電専用のダムで、このダムで取水された水は三保ダム付近にある発電所まで導かれている。
また、このダムは、車両通行止の林道の奥にあるため、徒歩でしか見学できない。

下流より堤体を見上げる。
常用洪水吐はローラーゲート2門。
非常用は自由越流式。

横より堤体を眺める。
多少アーチ状になっているようだ。

天端を眺める。
ここは立入禁止だった。

天端付近よりダム湖を眺める。
激しい土砂堆積がうかがえる。

左に発電用の取水口が見える。
ここで取水された水は、下流の三保ダムまで運ばれる。

ダム湖より堤体を眺める。
もうちょっとで満水だった。

下流堤体正面からの撮影。
縦長のローラーゲートだ。

堤体真横付近より眺めるパノラマ。

ダム湖より堤体を眺めるパノラマ。
中央下に釣り人が写っている。
岩魚が釣れるらしい。
スペック
ダム名 | 大又沢(おおまたざわ)ダム |
ダム型式 | 重力式コンクリート |
河川名/水系名 | 大又沢川/酒匂川水系 |
所在地 | 神奈川県足柄上郡山北町中川中川国有林 |
位置 | 北緯35度26分06秒 東経139度00分53秒 |
着工年/完成年 | 1914年/1917年 |
用途 | 発電 |
堤高 | 18.7m |
堤頂長 | 90.4m |
堤体積 | 18,000立方m |
流域面積 | 16平方km |
湛水面積 | 2ha |
総貯水容量 | 90,000立方m |
有効貯水容量 | 13,000立方m |
ダム湖名 | |
管理 | 東京電力(株) |
本体施工者 | 早川組 |
水位
設計洪水位 | |
洪水時最高水位(サーチャージ水位) | – |
平常時最高水位(常時満水位) | |
洪水貯留準備水位(洪水期制限水位) | – |
最低水位 |
放流設備
用途 | 形状 | サイズ | 放流能力 |
---|---|---|---|
余水吐 | 自由越流式 | 3門 | |
余水吐 | ローラーゲート | 2門 |
アクセス
東名自動車道大井松田ICからのアクセスがいいだろう。
インターを国道246号線方面に出る。
しばらく走ると国道246号線とのT字路に出る。
このT字路を左折。11kmほど走ると、丹沢湖は右折との標識が現われる。
この交差点を右折。ちょっとした田舎道を6kmほど走ると急な上り坂になる。
この坂道をガンガン攻めるとトンネルに突入。
トンネルを抜けると三保ダムが現れる。
こちらの見学ももちろんお勧めする。
三保ダムを通り越し、ダム湖にかかる吊橋を渡る。
渡りきるとすぐに左折する道が現れるので、ここを左折。
世附方面へ進路を向ける。
二車線のダム湖畔道路を快適に飛ばす。
4kmほど走ると道は車両通行止めとなる。
どん詰まりのところに車をとめよう。
そう、ここからは徒歩である。
林道を4.7km歩くことになる。
車を降り、少し歩くと最後の民家が現れる。
ここの自動販売機で飲み物を購入することをお勧めする。
通行止めのゲートをくぐり、いざ出発。
すぐに橋に差し掛かる。
この橋を渡りきると、道は二手に分かれる。
ここは右折。大又沢川沿いに歩く。
あとは一本道である。ひたすら歩く。歩く。歩く。
途中左手に滝が見えるので、そこで休憩を入れるとよいだろう。
その滝は、道中の中ほどの場所にあるらしい。
休息後、気合を入れて再び道中を進むと、やがて右手に大又沢ダムがあらわれる。
お疲れ様でした!
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