発電専用の重力式コンクリートダム。
東京発電の所有で、最大5m3/sを取水し、2,400kWの発電をおこなっている。
堤体は電力会社系のダムにありがちな、飾りのないシックなデザイン。
クレスト部にローラーゲートが2門、他にも放流設備がありそうだが、残念ながら良いアングルからダムを眺める事ができず、発見する事ができなかった。
ダム湖は堆砂が相当進んでいて、まるで河原のようである。
発電用の取水だけなのでこれでも問題はないが、何か寂しさを感じる。
左岸より堤体を眺める。
木が茂り、谷が深いため、良いアングルで見る事ができない。
天端を眺める。
当然ながら立入禁止。
発電所の取水口。
最大5.00m3/sの取水量だ。
取水口のアップ。
クレスト部はローラーゲートが2門。
奥のゲートと手前のゲートで厚みが違っている。
これは何を意味するのだろうか。
貯水池内に河川管理境界がある。
これ、珍しいと思う。
堤体付近より貯水池を眺める。
堆砂が激しい。
水が溜まっている部分は水深1mも無さそう。
スペック
ダム名 | 赤三調整池(あかさんちょうせいち)ダム |
ダム型式 | 重力式コンクリート |
河川名/水系名 | 赤谷川/利根川水系 |
所在地 | 群馬県利根郡みなかみ町猿ヶ京温泉 |
位置 | 北緯36度44分59秒,東経138度53分16秒 |
着工年/完成年 | 1958年/1961年 |
用途 | 発電 |
堤高 | 17.1m |
堤頂長 | 27.2m |
堤体積 | 2,000立方m |
流域面積 | 55.6平方km |
湛水面積 | 2ha |
総貯水容量 | 26,000立方m |
有効貯水容量 | 24,000立方m |
ダム湖名 | 赤三調整池(あかさんちょうせいち) |
管理 | 東京発電(株) |
本体施工者 | 前田建設工業 |
水位
設計洪水位 | |
洪水時最高水位(サーチャージ水位) | – |
平常時最高水位(常時満水位) | |
洪水貯留準備水位(洪水期制限水位) | – |
最低水位 |
放流設備
用途 | 形状 | サイズ | 放流能力 |
---|---|---|---|
洪水吐 | ローラーゲート | 2門 | |
発電所使用水量 | 赤谷川第三発電所(東京発電) | 5.00m3/s |
アクセス
関越自動車道月夜野ICより、国道17号線を新潟方面へ北上。
12.8kmほど走ると、相俣ダムへの看板があらわれるが気にせず直進。
そこから500mほど走ると、相俣という交差点にさしかかる。ここを右折。
4.47km走ると橋を渡り、目の前に東京発電の看板があらわれる。
ここを看板通りに左折、500mほど走るとT字路にさしかかるので、ここも東京発電の看板通りに左折する。
右手に東京発電の施設を眺め、「この先通行止」という看板を気にせずに直進。
100mほど走ると、右手に赤三調整池ダムが見えてくる。
天端を50mほど通り過ぎたあたりは道幅が広がっているので、ここに車を停め見学すると良いだろう。
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