大原ダム

滋賀県が所有するかんがい用水専用のアースダム。
1962年に完成したダムだが、耐震補強のため2011年にリニューアルされた。
上流面と下流面を増厚し、堤体積が45,000立方メートル増えた他、取水設備も新規にリニューアルした模様。
綺麗なダムだが、残念ながら天端は立入禁止。
しかし、下流には面白い設備がある。
それは、かんがい用水の分水設備で、このダムの直下から3本の水路に分水されている。
この設備を間近に見ることができるので、このダムの見学の際には、ぜひともおすすめしたい物件である。

下流より堤体を眺める。
2011年にリニューアルされた。

右岸上流側より堤体を眺める。
上流部はブロックと石で補強されているが、こう見えてもアースダム。

左岸にある自由越流式の余水吐。

余水吐からの導流部。
リニューアル時に改修されたものと思われる。

上記の写真のさらに下流。

天端を眺める。
残念がら立入禁止。

左岸より堤体を眺める。
こちらから見ると立派なアースダム。

農業用の取水設備。

取水設備から取水された水は、この隧道を通る。
この隧道はリニューアル前からのものだと思われる。
残念ながら隧道にはカバーがかけられていた。

隧道のすぐ下流にある分水設備。
3本の水路に分水される。

分水設備より下流を眺める。
左右の2本は蓋がされている。

以前に使われていた取水設備のスライドゲートが展示されていた。

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水位

放流設備