クチスボダム

電源開発（株）所有の発電専用ダム。
重力式コンクリートダムだと思いきや、なんとフィル複合のコンバインダム。
コンクリート部全面が放流設備という感じで、1門のシェル構造ローラーゲートを装備している。
このダムから最大25m3/sの水が取水され、直線距離にして約3km離れた尾鷲第二発電所にて25,000kWの電気を生み出している。
なお、発電用取水口は堤体近隣にはなく、約400mほど離れた場所にある。

下流のかかる橋より堤体を眺める。
ここから見るとまるで重力式コンクリートダム。

堤体のアップ。
放流設備はシェル構造ローラーゲートの様だ。

橋より下流を眺める。
流量は少なかった。

左岸よりコンクリート部の堤体を眺める。
堤体全体が放流設備の様。

ダム湖の様子。
左側に堤体が写っている。

天端を眺める。
手前がフィル部分。
扉から先がコンクリート部分。
立入禁止だった。

堤体横左岸側から撮影。
手前にフィル部分が見える。

上流より堤体を眺める。
このアングルだとフィル部分は見えない。

右岸横より堤体を眺める。
こちらは重力式。

インクライン。

ダム管理所。

スペック

ダム名	クチスボ（くちすぼ）ダム
ダム型式	重力式コンクリート・フィル複合
河川名／水系名	又口川／銚子川水系
所在地	三重県尾鷲市南浦字長田横手3208-3
位置	北緯34度05分31秒　東経136度09分44秒
着工年／完成年	1959年／1961年
用途	発電
堤高	35.0m
堤頂長	98.0m
堤体積	40,000立方m
流域面積	131平方km
湛水面積	21ha
総貯水容量	1,960,000立方m
有効貯水容量	690,000立方m
ダム湖名	クチスボ貯水池（くちすぼちょすいち）
管理	電源開発（株）
本体施工者	佐藤工業

水位

設計洪水位
洪水時最高水位（サーチャージ水位）	–
平常時最高水位（常時満水位）
洪水貯留準備水位（洪水期制限水位）	–
最低水位