かんがい用水専用のアースダム。
最寄りのアースダムは緑の草で覆われているが、このダムはなぜかススキで覆われている。
堤高17.1mとのことだが、そんなに高さを感じなかった。
ダムの下流には水田が広がっている。
※(一財)日本ダム協会のダム便覧が改訂され、堰と判定されました。

下流右岸より堤体を眺める。
このエリアの他のダムは緑色の草に覆われていたが、
このダムはススキに覆われていた。
1月というのに変な風景だった。

下流より堤体を眺める。
茶色い堤体。
右に導流部らしきものが見えるが、あれは天端へと続く階段。

天端よりダム湖を眺める。
水が濁っていた。

天端を眺める。
奥に行くほどススキの背丈が高くなってくる。
この奥に洪水吐があるのだが、そこまでたどり着けなかった。

左岸に設置されている取水設備。

取水設備のアップ。
さっきまでここに人がいた気配があった。

左岸より堤体を眺める。

ダムの下流の様子。
水を抜いた水田が広がっていた。

余水吐の流出口。
トンネル式だった。
口径は、ダムの規模の割には驚くほど小さなものだった。

下流の河川。
幅30cmほどしかない。
スペック
| ダム名 | 南堰(みなみぜき)ダム | 
| ダム型式 | アース | 
| 河川名/水系名 | 山の田川/加茂川水系 | 
| 所在地 | 千葉県鴨川市南小町山の田 | 
| 位置 | 北緯35度07分10秒 東経140度01分15秒 | 
| 着工年/完成年 | /1930年 | 
| 用途 | かんがい用水 | 
| 堤高 | 17.1m | 
| 堤頂長 | 145.0m | 
| 堤体積 | 267,000立方m | 
| 流域面積 | |
| 湛水面積 | |
| 総貯水容量 | 83,000立方m | 
| 有効貯水容量 | 83,000立方m | 
| ダム湖名 | |
| 管理 | 主基第2土地改良区 | 
| 本体施工者 | 
水位
| 設計洪水位 | |
| 洪水時最高水位(サーチャージ水位) | – | 
| 平常時最高水位(常時満水位) | |
| 洪水貯留準備水位(洪水期制限水位) | – | 
| 最低水位 | 
放流設備
| 用途 | 形状 | サイズ | 放流能力 | 
|---|---|---|---|
| 余水吐 | 自由越流式 | 1門 | 
アクセス
付近に高速道路が通っていないため、最寄りの八丁堰ダムからのアクセスを記載させてもらう。
八丁堰ダムより、国道410号線を北上、2kmほど走り、県道34号線の交差点に向かう。
この交差点を右折、県道34号線を鴨川方面へ走る。
1kmほど走ると、右側に一直線に伸びた小道が見つかる。
この小道に入る。
しばらく走ると、道は右にカーブする。
もう少し進むと、右手に堤体が見えてくる。
あとはその堤体に向かって走るだけ。
途中、道は多少複雑になるが、とにかく見えている堤体に向かって走ればたどり着くことができる。
堤体直下に車をとめるスペースがあるので、ここに車をとめて見学するとよいだろう。

  
  
  
  

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