木曽川を堰き止める、関西電力(株)所有の発電専用ダム。
天端を埋め尽くすように、14門のラジアルゲートを備えている。
「土木遺産2000」に指定されている、由緒正しいダム。

上流右岸より堤体を眺める。
ズラッと並ぶラジアルゲートに注目が集まる。

ラジアルゲートのアップ。
関西電力(株)のダムらしく、ゲートの色は黒。

ダム湖を眺める。
早朝だったので、よく分からない写真になってしまった。

発電用の取水口。
スクリーンの先に、3門のローラーゲートがある。

下流右岸側より堤体を眺める。

もう少し下流から撮影。
左側に発電所が見える。

下流の様子。
この先に丸山ダムがある。
スペック
| ダム名 | 笠置(かさぎ)ダム | 
| ダム型式 | 重力式コンクリート | 
| 河川名/水系名 | 木曾川/木曾川水系 | 
| 所在地 | 岐阜県瑞浪市大湫町字深山 | 
| 位置 | 北緯35度27分35秒 東経137度17分39秒 | 
| 着工年/完成年 | 1934年/1936年 | 
| 用途 | 発電 | 
| 堤高 | 40.8m | 
| 堤頂長 | 154.9m | 
| 堤体積 | 117,000立方m | 
| 流域面積 | 2301.2平方km | 
| 湛水面積 | 109ha | 
| 総貯水容量 | 14,121,000立方m | 
| 有効貯水容量 | 6,475,000立方m | 
| ダム湖名 | |
| 管理 | 関西電力(株) | 
| 本体施工者 | 佐藤工業 | 
水位
| 設計洪水位 | |
| 洪水時最高水位(サーチャージ水位) | – | 
| 平常時最高水位(常時満水位) | |
| 洪水貯留準備水位(洪水期制限水位) | – | 
| 最低水位 | 
放流設備
| 用途 | 形状 | サイズ | 放流能力 | 
|---|---|---|---|
| 洪水吐 | ラジアルゲート | 14門 | |
| 発電所使用水量 | 笠置発電所 | 165.83m3/s | 
アクセス
中央自動車道恵那ICより、県道68号線を北上、笠置方面へ走る。
5kmほど走ると、木曽川を渡り、T字路にさしかかる。
このT字路を左折、県道68号線を進む。
3kmほど走ると、県道68号線は川から離れ、右に曲がってゆくが、ここは左折して、川と共に走るルートを選ぶ。
1.5kmほど走ると、国道418号線と合流、そのまま国道418号線を走る。
すぐに道は2手に分かれるが、ここは左の道、川沿いの道を選ぶ。
3kmほど走ると、左手に笠置ダムが見えてくる。
奥に駐車できるスペースがあるので、ここに車を停めて見学するとよいだろう。
また、時間があれば、この先にある丸山ダムも合わせて見学してもらいたい。
このまま道を突き進むだけである。ただし、車では行けない。



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