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朝里ダム

北海道

北海道が所有する多目的ダム。
洪水調節の他、小樽市に上水道用水を供給している。
堤高73.9m、堤頂長390mの重力式コンクリートダムで、常用洪水吐が右岸寄りに配置されているため、非常に横長に見えるダムである。
非常用洪水吐は自由越流式で、天端に一面に並んでいるスタイル。ここからの放流はさぞ壮観なことだろう。
堤体直下には道道1号線のループ橋があり、堤体を目の前にすることができるが、高めのフェンスが設置されているためアングルが限られてしまっているのが残念だ。
堤体直下は公園となっており、ゆっくりとダムを眺めることができる。
左岸のフーチングには絵画が描かれており、フーチングを登り降りしながら見ることができるらしい。
その事に気がついた時は、体力が残っておらず、フーチングを歩くことはしなかった。
また、天端から直下を眺めると、所々にダムを照らすためだと思われるスポットライトが設置されていた。
単なる白色のスポットライトではなく、赤や青など、3色の照明になっているようだ。
イベントの開催時などには、このスポットライトを使用してライトアップするのであろう。
このダムは、みんなから愛されている感がたっぷりのダムである。
休日、お弁当を持って出かけたいダムだ。


下流より堤体を眺める。
この写真は右岸半分。
直下に公園が見える。

自由越流式の常用洪水吐より放流中。

直下の公園より堤体を眺める。
この写真は左岸の半分しか写っていない。

右岸より堤体を眺める。
手前に常用洪水吐があるため、この写真では小さく見えるが、かなり長い。

天端を眺める。
自動車での通行禁止。

天端のデザイン。
何かとお洒落だ。

天端に喫煙所があった。
多分、天端には非常に珍しい設備。

天端よりダム湖を眺める。

自由越流式の常用洪水吐より放流中。
かなりの水量だった。

天端より下流を眺める。
目の前のループ橋は道道1号線。
直下には公園が広がる。

所々にある堤体を照らすためのスポットライト。
赤・青・緑色がある。

インクライン。

湖畔沿いにあるダム記念館。

ダム記念館より堤体を眺める。
かなり横長の堤体。


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スペック

ダム名朝里(あさり)ダム
ダム型式重力式コンクリート
河川名/水系名朝里川/朝里川水系
所在地北海道小樽市朝里川温泉1丁目
位置北緯43度07分59秒 東経141度02分29秒
着工年/完成年1979年/1993年
用途洪水調節、農地防災/不特定用水、河川維持用水/上水道用水
堤高73.9m
堤頂長390.0m
堤体積517,000立方m
流域面積56.8平方km
湛水面積43ha
総貯水容量8,800,000立方m
有効貯水容量7,700,000立方m
ダム湖名オタルナイ湖(おたるないこ)
管理北海道
本体施工者地崎・三井・山田組

水位

設計洪水位
洪水時最高水位(サーチャージ水位)
平常時最高水位(常時満水位)
洪水貯留準備水位(洪水期制限水位)
最低水位

放流設備

用途形状サイズ放流能力
非常用洪水吐自由越流式19門
常用洪水吐自由越流式1門

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