北海道が所有するかんがい用水および発電用ダム。
当初は農林水産省のかんがい用水専用ダムの予定だったが、北海道が発電事業として参加し、多目的ダムとなった。
このダムの水は雨竜川地域3市町に運ばれ、かんがい用水として使用されている。
発電は、直下にある鷹泊発電所にて、最大24.5m3/sの水量を用いて5,700kWの電力を生み出している。
堤体は、クレスト部に5門のローラーゲートを備え、その他のゲートは見当たらない。
シンプルな造りなので、発電およびかんがい用水用ダムだとわかる。

直下より堤体を眺める。
クレスト部に赤色のローラーゲートが5門。
直下の建物は鷹泊発電所。

中央のゲートのみ構造が異なる。
工事中なのか?

発電所からの放流口。
発電を終えたばかりの水が放流される。

鷹泊発電所。

直下にある、かんがい用水の取水口と思われる施設。

ダム湖。
スペック
| ダム名 | 鷹泊(たかどまり)ダム |
| ダム型式 | 重力式コンクリート |
| 河川名/水系名 | 雨竜川/石狩川水系 |
| 所在地 | 北海道深川市鷹泊2404番地先 |
| 位置 | 北緯43度55分27秒 東経142度04分51秒 |
| 着工年/完成年 | 1949年/1953年 |
| 用途 | かんがい用水/発電 |
| 堤高 | 37.0m |
| 堤頂長 | 170.5m |
| 堤体積 | 55,000立方m |
| 流域面積 | 800平方km |
| 湛水面積 | 173ha |
| 総貯水容量 | 21,518,000立方m |
| 有効貯水容量 | 15,913,000立方m |
| ダム湖名 | 鷹泊貯水池(たかどまりちょすいち) |
| 管理 | 北海道 |
| 本体施工者 | 秋島建設 |
水位
| 設計洪水位 | |
| 洪水時最高水位(サーチャージ水位) | – |
| 平常時最高水位(常時満水位) | |
| 洪水貯留準備水位(洪水期制限水位) | – |
| 最低水位 |
放流設備
| 用途 | 形状 | サイズ | 放流能力 |
|---|---|---|---|
| 余水吐 | ローラーゲート | 5門 | |
| 発電所使用水量 | 鷹泊発電所(北海道) | 24.5m3/s |



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