群馬県営の発電専用ダム。
大きなローラーゲートが特徴的。
付近にある、栃木県の庚申ダムと似たようなデザインで、お互いをライバル視しているように思える。
ちなみに、松田川ダムと桐生川ダムもそれぞれ群馬県と栃木県にあるのだが、この2つのダムも似たようなデザインで、ライバル関係に思える。
こちらの管理所には人がおらず、どうやら遠隔制御をおこなっているようだ。
この点は、栃木県の庚申ダムよりも一歩リードしているか。
下流より堤体を眺める。
大きなローラーゲートと、自由越流式の洪水吐。
ローラーゲートの支柱は、群馬県の奈良俣ダムを思い起こさせる。
堤体を真横から撮影。
ローラーゲートにはフラップゲートが装備されていた。
どんな時にフラップゲートを開けるのだろうか。
引いたアングルで堤体を眺める。
堤体の割には長い減勢工。
ダム湖より堤体を眺める。
細長いダム湖。
ローラーゲートの大きさがお分かりだろうか。
天端を眺める。
立入禁止だった。
発電用の取水口。
すぐ下流にある、草木ダム湖へ放流される。
スペック
ダム名 | 黒坂石(くろさかいし)ダム |
ダム型式 | 重力式コンクリート |
河川名/水系名 | 黒坂石川/利根川水系 |
所在地 | 群馬県みどり市東町沢入1180 |
位置 | 北緯36度34分34秒 東経139度24分35秒 |
着工年/完成年 | 1977年/1981年 |
用途 | 発電 |
堤高 | 24.0m |
堤頂長 | 72.0m |
堤体積 | 17,000立方m |
流域面積 | 215.4平方km |
湛水面積 | 2ha |
総貯水容量 | 117,000立方m |
有効貯水容量 | 90,000立方m |
ダム湖名 | |
管理 | 群馬県 |
本体施工者 | 大豊建設 |
水位
設計洪水位 | |
洪水時最高水位(サーチャージ水位) | – |
平常時最高水位(常時満水位) | |
洪水貯留準備水位(洪水期制限水位) | – |
最低水位 |
放流設備
用途 | 形状 | サイズ | 放流能力 |
---|---|---|---|
洪水吐 | 自由越流式 | 1門 | |
洪水吐 | ローラーゲート | 1門 |
アクセス
このダムの付近にある、草木ダムからのアクセスを記載させてもらう。
草木ダムから国道122号線を北上、日光方面へ向かう。
右手にダム湖を眺め、6kmほど走る。
ダム湖の上流に近づいた頃、沢入(そおり)駅に向かう、小さな道が現れる。
この道に右折で入る。
橋を渡り、踏切を渡る。
沢入(そおり)駅を通り越し、2kmほど走ると右手に黒坂石ダムが現れる。
大きな駐車場があるので、こちらに車をとめて見学すると良いだろう。
また、付近にある庚申ダムの見学もあわせておすすめする。
コメント