栃木県営の多目的ダム。
クレスト部に自由越流式の非常用洪水吐を4門備えている。
ダムの下流は公園になっていて、堤体直下まで行けるようだが、取材日はあいにく雨だったため、じっくり見学できなかった。
常用洪水吐の他、選択取水設備をそなえ、ここから河川維持放流、上水道用の水などを供給していいる。
ダムサイトや、下流の公園には桜が多数植えられている。
取材日はちょうど満開だったため、とても綺麗な景色を楽しむ事ができた。
ちなみに、隣にある、群馬県の桐生川ダムも桜が多数植えられている。
私が思ったところ、この2つのダムはお互いをライバル視している様に思えた。
良く晴れた日に、お弁当を持って、ゆっくり、のんびり過ごしたいダムだ。
下流より堤体を眺める。
非常用洪水吐は、自由越流式のものが4門。
下流を眺める。
下流は公園になっており、堤体直下まで近づける。
桜が綺麗だった。
減勢工を眺める。
本来はもっと近づきたかったのだが、雨のため接近を断念した。
ここも桜が綺麗。
天端を眺める。
徒歩のみ通行可能。
天端より直下を眺める。
あぁ、あの減勢工の所まで入ってみたい。
右岸に設置されているインクライン。
インクラインの格納庫の上は展望台になっている。
晴れていれば登るのになぁ。
天端よりダム湖を眺める。
サムサイトに沿って桜が植えられている。
ダム湖より堤体を眺める。
桜を入れたアングルを狙ってみた。
同じ場所より望遠で撮影。
選択取水設備と、非常用洪水吐。
スペック
ダム名 | 松田川(まつだがわ)ダム |
ダム型式 | 重力式コンクリート |
河川名/水系名 | 松田川/利根川水系 |
所在地 | 栃木県足利市松田町 |
位置 | 北緯36度25分35秒 東経139度25分30秒 |
着工年/完成年 | 1981年/1995年 |
用途 | 洪水調節、農地防災/不特定用水、河川維持用水/上水道用水 |
堤高 | 56.0m |
堤頂長 | 228.0m |
堤体積 | 166,000立方m |
流域面積 | 4平方km |
湛水面積 | 11ha |
総貯水容量 | 1,900,000立方m |
有効貯水容量 | 1,800,000立方m |
ダム湖名 | |
管理 | 栃木県 |
本体施工者 | 青木建設・日本国土開発・岩澤建設 |
水位
設計洪水位 | |
洪水時最高水位(サーチャージ水位) | EL 246.0m |
平常時最高水位(常時満水位) | EL 238.5m |
洪水貯留準備水位(洪水期制限水位) | – |
最低水位 | EL 214.0m |
放流設備
用途 | 形状 | サイズ | 放流能力 |
---|---|---|---|
非常用洪水吐 | 自由越流式 | 4門 | |
常用洪水吐 | オリフィス自然調節式 | W0.7m×H0.6m×1門 | 4.43m3/s |
アクセス
東北自動車道佐野藤岡ICより、国道50号線を足利方面へ走る。
足利市を通り越し、群馬県へ突入。
3kmほど走ると、只上という交差点にさしかかる。
この交差点は立体交差になっているので注意。
国道122号線の東京方面へ向かう交差点だ。
この交差点を右折、足利方面へ向かう。
渡良瀬川を渡り、鹿浜橋入口という交差点を左折、県道67号線に入る。
2kmほど走ると、葉鹿町という交差点にさしかかる。
この交差点を右折。あとはひたすら直進するのみ。
8kmほど走ると、左手に松田川ダムがあらわれる。
大きな駐車場があるので、こちらに車をとめて見学すると良いだろう。
また、ダム直下の公園にも車をとめることができるらしい。
なお、付近にある桐生川ダムの見学もあわせておすすめする。
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