北海道開発局が所有するかんがい用水専用ダム。
北海道にあるこの高さのロックフィルダムとしては珍しく、下流面が芝生で覆われておらず、リップラップがむき出しになっている。
1926年、十勝岳の噴火により河川の水が汚れ、かんがい用水に適さない水になってしまった。
これを打破するため、1966年にこのダムの建設が開始され、1973年に完成し今に至る。
リップラップむき出しの堤体は、北海道にあるこの規模のダムとしては珍しいと思う。
リップラップはきれいに表面がそろえられている。
天端は自動車通行可能。
ダム上流面を眺める。
1973年完成にしては、新しく見える。
その後、改修工事がおこなわれたのか?
天端を眺める。
右奥に、管理所&取水設備が見える。
天端より直下を眺める。
綺麗な芝生。
左に、余水吐からの導流部が見える。
余水吐。
手前が30°ぐらい折れ曲がっている。
余水吐からの導流部。
結構しっかりした造り。
さらに先の導流部。
天端よりダム湖を眺める。
管理所と取水棟が合体した施設。
右岸より堤体と余水吐を眺める。
奥のコンクリートが余水吐。
余水吐の左側に設置されているインクライン。
管理所&取水棟の建物。
スペック
ダム名 | 日新(にっしん)ダム |
ダム型式 | ロックフィル |
河川名/水系名 | ピリカ富良野川/石狩川水系 |
所在地 | 北海道空知郡上富良野町字上富良野1587番535 |
位置 | 北緯43度29分23秒 東経142度31分09秒 |
着工年/完成年 | /1973年 |
用途 | かんがい用水 |
堤高 | 29.5m |
堤頂長 | 230.3m |
堤体積 | 358,000立方m |
流域面積 | 91.3平方km |
湛水面積 | 42ha |
総貯水容量 | 4,500,000立方m |
有効貯水容量 | 4,133,000立方m |
ダム湖名 | |
管理 | 北海道開発局 |
本体施工者 | 伊藤組土建 |
水位
設計洪水位 | |
洪水時最高水位(サーチャージ水位) | – |
平常時最高水位(常時満水位) | |
洪水貯留準備水位(洪水期制限水位) | – |
最低水位 |
放流設備
用途 | 形状 | サイズ | 放流能力 |
---|---|---|---|
余水吐 | 自由越流式 | ||
取水設備 | 斜樋 |
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