入場料がかかるダム。
香川県が所有するかんがい用水専用のアースダム。
1944年に堤高13mのアースダムとして完成したが、容量不足やため池の総合運用などを鑑み、1991年に約14m嵩上げし堤高27.1mのアースダムに生まれ変わった。
これにより、有効貯水容量が446,000立方mとなり、従来の約5.5倍に増えた。
なお、このダムの水は、まんのう町仲南地区の水田261haに供給されている。
また、このダムは、近隣にある28ヶ所のため池とパイプラインで繋がっており、水の総合運用をしている。
1994年に起こった大干ばつ時、地区内の排水をくみ上げダムに貯め、危機を乗り越えたらしい。
右岸より堤体を眺める。
綺麗な堤体。
天端を眺める。
このダムは、ダム湖全体が人工的に造られているため、どこが堤体部分なのか分かりずらい。
天端から直下を眺める。
直下に続く道は無い感じ。
天端より下流を眺める。
このダムは下流に水を流すという感じではなく、同標高にあるため池、横方向に水を分配するという感じなので、下流を見てもそれほど興味をひくものはない。
ダム湖を眺める。
右にかんがい用水用の斜樋が見える。
ダム湖全体がコンクリートブロックで補強されている。
斜樋。
別の所にも斜樋があった。
余水吐。
ここから流れ出た水は、満濃池ダムに注がれる。
余水吐をちょっと引いたアングルで。
流入口。
この水はどこからやって来るものなのかわからなかった。
ダムサイトへの道に、寄付金箱が設置されている。
スペック
ダム名 | 木槲池(もっこくいけ)ダム |
ダム型式 | アース |
河川名/水系名 | 金倉川/金倉川水系 |
所在地 | 香川県仲多度郡まんのう町七箇 |
位置 | 北緯34度08分41秒 東経133度52分29秒 |
着工年/完成年 | 1944年/1991年 |
用途 | かんがい用水 |
堤高 | 27.1m |
堤頂長 | 298.0m |
堤体積 | 348,000立方m |
流域面積 | 12.2平方km |
湛水面積 | 5ha |
総貯水容量 | 449,000立方m |
有効貯水容量 | 446,000立方m |
ダム湖名 | 木槲池(もっこくいけ) |
管理 | 香川県 |
本体施工者 |
水位
設計洪水位 | |
洪水時最高水位(サーチャージ水位) | – |
平常時最高水位(常時満水位) | |
洪水貯留準備水位(洪水期制限水位) | – |
最低水位 |
放流設備
用途 | 形状 | サイズ | 放流能力 |
---|---|---|---|
余水吐 | 自由越流式 | ||
取水設備 | 斜樋 |
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