神奈川の山奥に、ひっそりと佇む道志ダム。
道志という地名は、実はお隣の山梨県の地名。
このダムは、神奈川県の津久井町にある。
地名とダム名が一致しない珍しいダムである。
3門のローラーゲートを装備する道志ダム。
建設当時は、かなり大きなゲートだったらしいが、今ではどこにでもある大きさにしか感じない。
天端を眺める。
天端は県道76号線になっている。
このときは、ダンプがひっきりなしに通っていた。
天端から下流を眺める。左からの放流は、発電所からの放流らしい。
左からの放流は、河川維持用水の放流らしい。
放流量は0.3m3/sとのこと。
(Masaさんが教えてくれました。ありがとうございます。)
天端から直下を眺める。
放流しているというか、ゲートから水が漏れていた。
奥相模湖を眺める。
ゴミがたくさん浮いていた。
ゲートと奥相模湖。
浮かんでいる小舟は、ゴミ収集舟だろうか。
奥に発電用取水口が見える。
スペック
ダム名 | 道志(どうし)ダム |
ダム型式 | 重力式コンクリート |
河川名/水系名 | 道志川/相模川水系 |
所在地 | 神奈川県相模原市緑区牧野 |
位置 | 北緯35度33分02秒 東経139度08分01秒 |
着工年/完成年 | 1952年/1955年 |
用途 | 発電 |
堤高 | 32.8m |
堤頂長 | 74.0m |
堤体積 | 24,000立方m |
流域面積 | 112.5平方km |
湛水面積 | 14ha |
総貯水容量 | 1,525,000立方m |
有効貯水容量 | 616,000立方m |
ダム湖名 | 奥相模湖(おくさがみこ) |
管理 | 神奈川県 |
本体施工者 | 西松建設 |
水位
設計洪水位 | |
洪水時最高水位(サーチャージ水位) | – |
平常時最高水位(常時満水位) | EL 314.0m |
洪水貯留準備水位(洪水期制限水位) | – |
最低水位 |
放流設備
用途 | 形状 | サイズ | 放流能力 |
---|---|---|---|
洪水吐 | ローラーゲート | 3門 | |
発電所使用水量 | 道志第一発電所(神奈川県) | 9.0m3/s | |
発電所使用水量 | 道志第二発電所(神奈川県) | 2.0m3/s |
アクセス
中央自動車道相模湖ICが最寄りのインターチェンジである。
このICより、国道20号線を大月方面に2kmほど走る。
藤野町役場があるあたりから、県道76号線が左折するので、その道を左折。
道志村方面に道を取る。ちなみに、この交差点は180度ターンとなっているので注意されたし。
はじめは細い道だが、段々と広くなり(といっても普通の山道程度)、道がクネクネしてくる。
通行量が多いが、とても楽しめる道になる。
民家が多くあるので、スピードには注意して欲しい。
10kmほどワインディングを楽しむと、道志ダムに到着する。
駐車場は無いが、ダムを渡ると駐車できる大きなスペースがあるのでここを利用するとよいだろう。
コメント
[…] 道志ダム […]
上の写真の説明の中で
左からの放流は元もとは河川維持放流でしたがその流水を利用して小水力発電所が作られました。
https://www.shigen.net/doushidamu-hatsudensho/
情報ありがとうございます。
小水力発電が造られたんですね。
今度見てきます!