2006年5月6日から7日の1泊2日で、当サイトも所属している、「Dam Web Ring 」のオフ会が開催されました。
場所は静岡県の赤石ダムと田代ダム。
両ダムとも、車両通行止めの場所から数十kmも奥地にあるため、なかなか見学できないダムでした。
しかし今回、(株)東海フォレストの二軒小屋ロッヂに1泊2食付きで宿泊すると送迎サービスがあるとの情報を聞きつけ、このオフ会開催に至ったというわけです。
赤石ダム、田代ダムとも目立った特徴はありませんが、 通行止めの先にあるダムを見たいという理由からなのでしょうか、各地から12名もの参加者が集まりました。
天気予報によると、一日目の天候は晴れのち曇り。
あまり良い天候ではありませんでしたが、 宿泊先の二軒小屋ロッヂに到着するまでは雨も降らず、なんとか天候に恵まれました。
二日目は朝から雨。予報によると150mmの大雨とのことでしたが、この日のスケジュールは送迎バスで下山するだけなので、 問題ありませんでした(ただし、参加者の一人は除く・・・)。
オフ会のしおりはこちらになります。(PDFファイル)
今回の集合場所は、静岡県にある畑薙第一ダムです。
新緑が美しい季節でした。写真には写っていませんが、桜も咲いていましたよ。 遠くの山を見ると雪化粧。なんとも不思議な光景でした。
このバス停の前に11時20分集合です。
皆さん遅刻せずにちゃんと集まるかな?
到着順は予想通り、一番乗りは夜雀さん、ビリはNaganoさんでした。
集合時間までになんとか全員集まりました。
畑薙第一ダムのダムサイトに集まる、全国のダムマニア達・・・。
11時20分。(株)東海フォレストの送迎バスがやってきました。
落石が多発するダート林道を走る強者です。 車体が汚れていても気にしません。どうせ一往復すれば泥まみれになるんですから。
さて、いよいよバスに乗り込み、通行止め区間に進入です!
バスの中から畑薙第一ダム湖を撮影する人々。
もちろん、車内はダムの話でもちきりでした。
途中下車し、畑薙大吊橋を渡りました。畑薙第一ダム湖に架かっています。 吊り橋はとても長く、足下は木の板一枚。一歩踏み外すとダム湖に転落です。
皆さん、恐る恐る渡ってゆきます。
吊り橋中央からダム湖を眺めます。
水が無いですね~。
吊り橋を楽しんだ後、再びバスに乗り、赤石ダムへと向かいます。
15分ほどバスに揺られ、下車した場所は赤石ダム!
真紅のラジアルゲート、重厚な堤体。そして遠くに南アルプスの山々。最高の眺めです!!
皆さん、ベストショットを狙ってシャッターを切りまくります。 ガードレールの上に乗っている人もいますね・・・。
さて、次は赤石ダムの天端目指して出発です。トンネルを抜けると赤石ダムのダムサイトに出るわけですが・・・。
残念ながら天端は立入禁止でした。まぁ、無人ダムなので仕方がないですね。
しょうがないので、天端に続く道路上でお弁当を広げます。
皆さん、色々なお弁当を持ってきていました。中には、その場でサンドイッチを作る強者もおりました。
腹ごしらえを終えたら、次の地点、椹島ロッヂへ向けて出発です。約4kmの林道ハイキングです。
道中、水力発電所がありました。赤石沢水力発電所です。
発電所母屋の隣には、水圧鉄管が。聖沢堰堤と赤石沢堰堤より取水された水が流れ落ちています。鉄管の隣にあるケーブルカーに乗ってみたい・・・。
そして再び歩きはじめます。この頃にはうっすらと汗がにじみ出てきました。椹島ロッヂまであと少しです。
椹島ロッヂに到着しました。ここで30分ほどの休憩をとります。私はさっそくビールを・・・。
椹島ロッヂの従業員さんは、私たちがどのような団体かを知っていました。
「大井川唯一の東京電力のダム、田代ダムを楽しんできて下さい♪」とおっしゃいました。
椹島ロッヂには、南アルプスグッズなどを売っている売店があります。ビールもいっぱい売ってます。
30分ほど休息をとった後、再び先ほどのバスに乗り込みます。あとは二軒小屋ロッヂに向かうのみです。
途中、運転士さんが気をきかせて下さり、木賊堰堤に立ち寄って下さいました。
「ダムなんて、どこがいいのか解らんちゃ!」と言いながらも、結構優しい運転士さんでした。
さて、終点の二軒小屋ロッヂバス停に到着です。すると目の前には田代ダムと思われる物体が!
この滝が田代ダム??
皆さん写真を撮る撮る。。。
田代ダムは一時的に、有名人の様なフラッシュを浴びました。
これが田代ダムの堤体です。先ほど見た滝の右側にありました。
堤体ギリギリまで近づいて写真を撮ります。
そろそろ二軒小屋ロッヂにチェックインしなければいけない時間なのですが・・・。
これが本日宿泊する二軒小屋ロッヂです。ヨーロッパ山荘風のログハウスで、おしゃれな所でした。
テラスの椅子に腰掛け、鳥のさえずりを聞きながら、モーニングコーヒーを飲みたくなるような雰囲気をかもし出しているロッジです。
早速チェックインし、各部屋に入ります。
夕食は18時とのことで、それまでは自由時間です。お風呂に入る人もいれば、再度、田代ダム見学に向かう人もいました。
写真は、2階にある客室から1階の食堂を見たところです。そろそろ夕食の時間ですね。
夕食です。皆さん、そうとうお腹が空いていたのか、ガツガツ召し上がっていました。中には、「飲み」に走っていたかたもいらっしゃいましたが・・・。
献立は、鹿の刺身、岩魚の塩焼き、山菜の天麩羅など、下界ではあまり食べられないものばかりでした。
食事の風景です。宴会というよりも、食事会でした。やはり山小屋では、宴会は厳禁な雰囲気でした。
食事会が終了後、消灯までの間は自由時間です。ロビーにて、ダム談義に花が咲きます。
翌朝。目覚めると雨が降っていました。
バルコニーに出て、悪天候にがっかりする参加者たち。
でも、バルコニーからの眺めは最高でした。
見て下さい、この景色♪
朝靄に包まれた、白樺と桜、そして新緑の葉。
その奥には、田代ダムからの滝。
不思議な光景でした。
この景色を眺めながら、モーニングコーヒーを飲みたかったのですが、そんな余裕はなかったのです。
すぐに朝食の時間になりました。
ウインナーに、スクランブルエッグに、魚の開きに、納豆に海苔に・・・。
ご飯3膳はいける献立でした。
予想通り、皆さん2膳は召し上がっていました。
ちなみに、最高記録はさんちゃんの5膳です。
朝食のあとは、送迎バスが迎えに来るまでの約2時間、ゆっくりとした時間が流れました。
しかし、約1名、ゆっくりとした時間を味わえないかたがいらっしゃいました。
車酔いが激しく、送迎バスに乗れないかたが、徒歩にて畑薙第一ダムに出発です。
バルコニーから見送ります。
雨の中、約27kmを歩くのです。私も徒歩での下山にお付き合いしたかったのですが、私がお供したら、絶対足手まといになるのでやめておきました・・・汗
9時15分。ちょっと早めに送迎バスが到着しました。
昨日と同じ運転士さんでした。しかし、車体は変わり、新車になっていました。往路と違い、乗り心地は最高でした。
9時20分。バスに乗り込み、お世話になった二軒小屋ロッヂをあとにします。さようなら、田代ダム・・・。
復路の道中、昨日は無かった落石が頻発していました。大きな石が道を塞いでいます。その都度、運転手さんはバスを降り、石をどけます。
天気予報ではこの後150mmの雨が降るそうです。これからが落石の本番なのでしょうか。
バスに揺られること1時間半。無事、畑薙第一ダムに到着しました。事故もなく、ここまで送り届けてくれた運転士さんに感謝です。
その後、雨の中、畑薙第一ダムを見学し、予定時間の11時20分に解散しました。残念なことは、集合写真を撮り忘れたことです。記念が一つ無くなってしまった・・・。
ちなみに、二軒小屋ロッヂより、徒歩での帰宅についたあべべぇーさんは、13時50分頃に畑薙第一ダムに到着したようです。
その後、一部のかたは畑薙第2ダムや井川ダム、長島ダムなどを見学して帰路についたそうです。
あまり天候に恵まれませんでしたが、赤石ダムや田代ダムという貴重なダムを見ることができ、そして、 南アルプスの自然にふれあえるという、とても有意義な時間を過ごすことができました。
また、今回のオフ会を通じて、ダムを愛する人々と、より深い友好持つことができました。 次回もこのようなオフ会が開催されることを、私は願ってもやみません。
今後益々のアマチュアダム界の発展をお祈りし、このレポートを終わりたいと思います。
参加サイト
Dam Web Ring | Dam Web Ring | http://dam186.com/ |
雀の社会科見学帖 | 夜雀さん | http://yosuzume2.web.infoseek.co.jp/index.htm |
たこつぼの中 | たこさん | http://www.asahi-net.or.jp/~zb3t-bn/ |
ダム『京』 | さんちゃん | http://www5d.biglobe.ne.jp/~san1014/index2.htm |
Dam Japan | 犹泱さん | http://damjapan.gnk.cc/ |
Dam’s room | ふかちゃん | http://damsroom.web.infoseek.co.jp/ |
ダム日和 | takaneさん | http://doboku.pekori.jp/ |
ダムマニア | 宮島・ぽこ | https://dammania.net/ |
ねこのゆいごん | あべべぇーさん | http://plaza.across.or.jp/~a-beade/ |
水がめ便り | えてやんさん代理佐藤さん | http://www.h3.dion.ne.jp/~mizugame/ |
NAUTIS’s site | NAUTISさん | http://www.nautis.org/ |
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