土木学会の「日本の近代土木遺産~現存する重要な土木構造物2000選 」に選定されているダム。
コンクリートコア型アースダムという珍しい構造で、内部にコンクリートの止水壁をもつ。
堤頂長も981.8mと長く、アースダムの中では国内5位の順位を誇る。
取材日はあいにく雪が積もっていて、細かく見学できなかったことが悔やまれる。
下流(?)より堤体を眺める。
ダム湖全体が堤体という感じ。
雪が積もっていて、どのような堤体か分からなかった。
一面の雪化粧。
多分、写真奥が下流方面。
天端を眺める。
黒い筋が天端と思われる。
ダム湖は凍り付いていた。
このダム湖への流入口。
かなりの勢いで流入していた。
洪水吐、もしくは、取水口と思われる施設。
雪のため、施設付近に近づけなかった。
スペック
ダム名 | 鹿沢(かざわ)ダム |
ダム型式 | コンクリートコアアース |
河川名/水系名 | 吾妻川/利根川水系 |
所在地 | 群馬県吾妻郡嬬恋村 |
位置 | 北緯36度29分11秒 東経138度28分16秒 |
着工年/完成年 | 1926年/1927年 |
用途 | 発電 |
堤高 | 18.2m |
堤頂長 | 981.8m |
堤体積 | 347,000立方m |
流域面積 | 72.5平方km |
湛水面積 | 78ha |
総貯水容量 | 5,634,000立方m |
有効貯水容量 | 5,536,000立方m |
ダム湖名 | 田代湖(たしろこ) |
管理 | 東京電力(株) |
本体施工者 | 飛島建設 |
水位
設計洪水位 | |
洪水時最高水位(サーチャージ水位) | – |
平常時最高水位(常時満水位) | |
洪水貯留準備水位(洪水期制限水位) | – |
最低水位 |
放流設備
用途 | 形状 | サイズ | 放流能力 |
---|---|---|---|
余水吐 | |||
発電所使用水量 | 鹿沢発電所(東京電力) | 5.560m3/s |
アクセス
関越自動車道渋川伊香保ICより、国道17号線を沼田方面へ走る。
4kmほど走ると、道は吾妻川を渡り、国道353号線が分岐する。
ここで進路を変え、国道353号線、草津方面へ走る。
後はひたすら直進するのみ。
途中、中之条町で国道353号線は、右に分岐するが、直進を選び、国道145号線に入る。
その分岐から、20kmほど走ると、今度は長野原町で国道145線は、国道144号線に名を変える。
ここもそのまま直進、国道144号線に入る。
そこから約14kmほど走ると、田代湖への看板が見えてくる。
この看板通りに右折。するとすぐに鹿沢ダムに到着する。
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