ロックフィルダムでは日本第1位の高さを誇る高瀬ダム。
高瀬川の最上流にあり、東京電力(株)の管理用道路を使用しなければたどり着くことができない。
このダムに行くには、麓にある高瀬川テプコ館の見学ツアーに参加するか、公認タクシー、もしくは徒歩という選択しかない。
※高瀬川テプコ館は閉鎖されています。
堤体下よりダムを見上げる。
左に見えるのは洪水吐の導流部。
管理事務所とゲートもちょっぴり見える。
天端右側より下流を眺める。
右に洪水吐からの放水路が見える。
堤高176mだが、そう高さは感じない。
天端左側にある展望台より下流を眺める。
堤体の上に道が走っている。葛折の道。
遠くに洪水吐からの放水路のジャンプ台が見える。
天端を眺める。
真ん中に停まっているバスは、高瀬川テプコ館の見学用バス。
奥に洪水吐と管理事務所が見える。
巨大な滑り台の様な洪水吐からの放水路。
まだ一度も使われたことがないらしい。
(車中より撮影)
ダム湖から洪水吐に至る導流部。
流木がいっぱい浮いていた。
洪水吐は2門。
巨大なローラーゲートだった。
中央のコンクリートの下に、新高瀬川発電所に至る取水口があるらしい。
左下にちょっとだけ写っているのは堤体です。
ダム湖を眺める。緑色の湖。
硫黄の影響らしい。
下流を眺めるパノラマ。右に非常用の滑り台が見える。
スペック
ダム名 | 高瀬(たかせ)ダム |
ダム型式 | センターコア型ロックフィル |
河川名/水系名 | 高瀬川/信濃川水系 |
所在地 | 長野県大町市大字平字高瀬入 |
位置 | 北緯36度28分26秒 東経137度41分24秒 |
着工年/完成年 | 1970年/1979年 |
用途 | 発電 |
堤高 | 176.0m |
堤頂長 | 362.0m |
堤体積 | 11,590,000立方m |
流域面積 | 131平方km |
湛水面積 | 178ha |
総貯水容量 | 76,200,000立方m |
有効貯水容量 | 16,200,000立方m |
ダム湖名 | 高瀬湖(たかせこ) |
管理 | 東京電力(株) |
本体施工者 | 前田建設工業 |
水位
設計洪水位 | |
洪水時最高水位(サーチャージ水位) | – |
平常時最高水位(常時満水位) | |
洪水貯留準備水位(洪水期制限水位) | – |
最低水位 |
放流設備
用途 | 形状 | サイズ | 放流能力 |
---|---|---|---|
洪水吐 | ローラーゲート | 2門 | |
洪水吐 | ホロージェットバルブ | 1条 |
アクセス
長野自動車道豊科ICより、県道57号線を大町方面へ走る。
高速出口から左折するかたちになる。
すぐに県道は左折するが、そのまま直進。
すると国道147号線の交差点にさしかかる。
この交差点を右折、国道147号線を北上する。
20kmほど走ると、道は高瀬川を渡り、旭町交差点で国道は左折する。
ここは国道とともに左折、大町の市街に入る。
ここから2kmほど走ると、一中東という交差点があるので、ここを左折。
あとは一本道である。
途中、高瀬川テプコ館・大町ダム・七倉ダムがあるので、ここの見学をあわせてお勧めする。
ただし、このダムへは自家用車では行けない。
七倉ダム管理事務所付近で通行止めとなる。
ここに自動車を置いてタクシーを利用するか、歩くしかない。
楽をして、お金をかけたくなかったら、手前にあったテプコ館の見学ツアーに参加するとよいだろう。
9:00発と13:00発があるので、事前に予約すべし。
ダム見学が自由にできないという制限付きだが、新高瀬川発電所もあわせて見学できるのでお勧めである。
※高瀬川テプコ館は閉館しました。
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