電源開発が所有する発電専用ダム。
堤高34mの重力式コンクリートダムでクレスト部に4門のラジアルゲートが設置されている。
このダムの水は足寄発電所に送水され、最大56.0m3/sの水を用いて40,000kWの電気を生み出している。
60年以上この地に佇むダムで、この時代に建設されたダム特有の意匠が所々に見られる。
国道から近い場所にあるので訪問しやすいダムだが、下流から眺められない残念なダムである。
右岸から堤体を眺める。
天端の塀のデザインに意匠が見られる。
天端を眺める。
自動車での通行可能。
天端より減勢工を眺める。
下流をよく見ると、直下に釣り人がいた。
放流設備はラジアルゲートが4門。
一番右岸側に設置されているゲートから直下を眺める。
河川維持放流なのか、何かしらの設備から放流していた。
右岸から2番目のゲート。
塗装の色が違う。
天端より下流を眺める。
洪水吐からの導流壁。
曲線で構成された波返しがステキ。
ダム湖の様子。
スペック
ダム名 | 活込(かっこみ)ダム |
ダム型式 | 重力式コンクリート |
河川名/水系名 | 美里別川/十勝川水系 |
所在地 | 北海道中川郡本別町美里別656-7 |
位置 | 北緯43度13分59秒 東経143度28分43秒 |
着工年/完成年 | 1953年/1955年 |
用途 | 発電 |
堤高 | 34.0m |
堤頂長 | 185.0m |
堤体積 | 44,000立方m |
流域面積 | 941.8平方km |
湛水面積 | 152ha |
総貯水容量 | 17,410,000立方m |
有効貯水容量 | 8,530,000立方m |
ダム湖名 | 足寄湖(あしょろこ) |
管理 | 電源開発(株) |
本体施工者 | 飛島建設 |
水位
設計洪水位 | |
洪水時最高水位(サーチャージ水位) | – |
平常時最高水位(常時満水位) | |
洪水貯留準備水位(洪水期制限水位) | – |
最低水位 |
放流設備
用途 | 形状 | サイズ | 放流能力 |
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余水吐 | ラジアルゲート | 4門 | |
発電所使用水量 | 足寄発電所 | 56.0m3/s |
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