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西岡ダム

北海道

北海道が管理する多目的ダム。
洪水調節のほか、上水道用水の確保を目的としている。
上水道用水は、このダムがある剣淵町の西部地区に送水されているとのこと。

堤体は、堤高31mのセンターコア型ロックフィルダムで、リップラップには白色の岩が使用されている。
非常用洪水吐は自由越流式だが、越流堤が堤体に対して平行に造られているのは珍しいのではないだろうか。
常用洪水吐は、非常用洪水吐の越流堤の部分に、自然調節式の穴として存在している。
なお、天端は自動車通行止めだ。


下流よりて体を眺める。
草が多くて、ダムがよく見えませんね。

ダム湖側右岸より堤体を眺める。
比較的白色のリップラップが使用されている。
所々に生えた草(木?)を抜きたい衝動に駆られる。

真横より下流面を眺める。

天端は自動車通行止め。

天端より直下を眺める。
北海道のダムとしては珍しく、直下があまり整備されていない。

取水設備。
ここから上水道用水を取水していると思われる。

天端よりダム湖側の洪水吐を眺める。
右側の三角形のコンクリート部分は堤体。
その左隣の水は、常用洪水吐の穴に続くダム湖。
左の草木が生い茂る石の部分は、非常用洪水吐に続く部分。

上の写真の反対側(下流部分)。
左側の色が濃い部分は低くなっており、常用洪水吐から続いている。
右側の色が薄い部分は非常用洪水吐から続いている。

こちらの写真のほうが、上の写真の説明がわかりやすいだろうか。
手前のコンクリートは、奥に比べ高くなっている。

ダム湖側から洪水吐を眺める。
手前が非常用洪水吐に続く部分。
奥は常用洪水吐に続く部分で、手前より低くなっている。

ダム湖側より洪水吐を眺める。
この写真のほうが、高低差がわかりやすいだろうか。

真横より洪水吐を眺める。
こう見ると、常用洪水吐に続く部分が全く分かりませんね。

常用洪水吐の穴。

天端よりダム湖を眺める。


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スペック

ダム名西岡(にしおか)ダム
ダム型式ロックフィル
河川名/水系名小沢川/天塩川水系
所在地北海道上川郡剣淵町南桜町
位置北緯44度04分03秒 東経142度17分53秒
着工年/完成年1993年/2009年
用途洪水調節、農地防災/不特定用水、河川維持用水/上水道用水
堤高31.0m
堤頂長247.0m
堤体積324,000立方m
流域面積4.5平方km
湛水面積9ha
総貯水容量944,000立方m
有効貯水容量664,000立方m
ダム湖名小沢湖(おざわこ)
管理北海道
本体施工者岩田地崎建設・中山組・北野建設

水位

設計洪水位EL 217.7m
洪水時最高水位(サーチャージ水位)EL 216.7m
平常時最高水位(常時満水位)EL 209.7m
洪水貯留準備水位(洪水期制限水位)
最低水位EL 207.4m

放流設備

用途形状サイズ放流能力
非常用洪水吐自由越流式
常用洪水吐自然調節式W0.7m×H0.7m×1門

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