北海道開発局が管理するかんがい用水専用ダム。
堤高53.6mのロックフィルダムで、どちらかというと大きいと感じるサイズのダム。
これだけの大きさなのに、かんがい用水専用とは恐れ入ってしまう。
堤体はごげ茶色の岩を使ったリップラップで覆われ、ダムの存在を誇示しているかのように見えた。
北海道のロックフィルダムは、下流面を芝生などで養生しているケースが多いが、このダムに関しては堂々と人工物であることを主張していた。
残念ながらダムの600m手前で通行止。
おまけに、立入禁止の看板も掲げられていた。
その場から少しだけ見える堤体を撮影してみた。
これだけ立派で、北海道では異質な感じのダムなので、ぜひとも解放していただきたいと願う。

ダム手前600mで立ちふさがるゲート。
通行止と書かれている。

その脇にある「危ない」看板。0.6キロメートルという文字が憎らしい。

さらに、立入禁止看板も。

ちらっと見える堤体。
黒色系リップラップそのままの姿は、北海道では珍しいのではないだろうか。
スペック
| ダム名 | 雄武(おうむ)ダム |
| ダム型式 | ロックフィル |
| 河川名/水系名 | イソサム川/雄武川水系 |
| 所在地 | 北海道紋別郡雄武町道有林内 |
| 位置 | 北緯44度28分51秒 東経142度53分04秒 |
| 着工年/完成年 | 1989年/2009年 |
| 用途 | かんがい用水 |
| 堤高 | 53.6m |
| 堤頂長 | 234.0m |
| 堤体積 | 883,000立方m |
| 流域面積 | 16.9平方km |
| 湛水面積 | 22ha |
| 総貯水容量 | 3,300,000立方m |
| 有効貯水容量 | 2,700,000立方m |
| ダム湖名 | |
| 管理 | 北海道開発局 |
| 本体施工者 | 飛島建設・勝村建設・岩田地崎建設 |
水位
| 設計洪水位 | |
| 洪水時最高水位(サーチャージ水位) | – |
| 平常時最高水位(常時満水位) | |
| 洪水貯留準備水位(洪水期制限水位) | – |
| 最低水位 |
放流設備
| 用途 | 形状 | サイズ | 放流能力 |
|---|---|---|---|
| 余水吐 |



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