北海道が管理するかんがい用水専用ダム。
堤体下流面に天端へ向かう道路があるのが特徴的。
このダムから最大0.201m3/s取水され、新十津川町の田畑69.73haに供給されている。
斜樋と呼ばれる取水施設が2つあり、多分、どちらかは旧設備で使われていないと思われる。
なお、このダムの上流に日進乙号ダムもあるが、堤高が15mを満たしていないため堰扱いとなっている。現在は残念ながら撤去されてしまっている。
日進乙号ダムの情報は、北海道のザキ様からご提供いただきました。ありがとうございます。
堤体下流面を眺める。
天端へと続く道路がある。
堤体上流面を眺める。
こちらはコンクリートブロックで補強されている。
左岸にある自由越流式の余水吐。
ダム湖側より余水吐を眺める。
草が茂って分かりずらいですね。
余水吐からの導流部。
天端より下流を眺める。
左側のコンクリート部は導流部。
その手前に石碑が見える。
天端を眺める。
左の道は堤体下流面に続く。
ダム湖を眺める。
小さなダム湖。
この上流に日進乙号ダム(堰)がある。
多分、現役で使用していると思われる斜樋式の取水口。
そのすぐ隣にも斜樋式の取水口が。
しかしながら、多分こちらは使用していないと思われる。
天端より2本の取水口を眺める。
スペック
ダム名 | 日進甲号(にっしんこうごう)ダム |
ダム型式 | アース |
河川名/水系名 | 炭山川/石狩川水系 |
所在地 | 北海道樺戸郡新十津川町下徳富 |
位置 | 北緯43度31分15秒 東経141度48分23秒 |
着工年/完成年 | /1924年 |
用途 | かんがい用水 |
堤高 | 26.5m |
堤頂長 | 213.5m |
堤体積 | 196,000立方m |
流域面積 | 2.9平方km |
湛水面積 | 9ha |
総貯水容量 | 842,000立方m |
有効貯水容量 | 803,000立方m |
ダム湖名 | 日進貯水池(にっしんちょすいち) |
管理 | 北海道 |
本体施工者 | 地崎工業 |
水位
設計洪水位 | |
洪水時最高水位(サーチャージ水位) | – |
平常時最高水位(常時満水位) | |
洪水貯留準備水位(洪水期制限水位) | – |
最低水位 |
放流設備
用途 | 形状 | サイズ | 放流能力 |
---|---|---|---|
余水吐 | 自由越流式 | 1門 |
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