北海道開発局が管理するかんがい用水専用ダム。
堤高34.8mの重力式コンクリートダムで、クレスト部に自由越流式の余水吐を6門装備している。
このダムの水は下流の農地1665.26haへ供給され、農作物を育てるために使われている。
これと言って特徴が無いダムだが、それも北海道では新鮮に感じる。
また、この地は、7名の死者を出した三毛別ヒグマ事件が起こった場所が近い。
見学には十分注意していただきたい。

下流より堤体を眺める。
北海道で出会う、久しぶりのオーソドックスな堤体。

減勢工の副ダム。

下流の様子。

右岸より堤体を眺める。
取水設備は右岸に寄りにある。

右岸上流側より堤体を眺める。
中央に取水設備が見える。

取水設備のアップ。

天端を眺める。
1999年完成ということで、まだ新しさを感じる。

ダム湖を眺める。
濁っているのは、先日の大雨の影響だと思われる。
スペック
| ダム名 | 苫前(とままえ)ダム | 
| ダム型式 | 重力式コンクリート | 
| 河川名/水系名 | 三毛別川/古丹別川水系 | 
| 所在地 | 北海道苫前郡苫前町国有林37林班 | 
| 位置 | 北緯44度10分05秒 東経141度49分48秒 | 
| 着工年/完成年 | 1991年/1999年 | 
| 用途 | かんがい用水 | 
| 堤高 | 34.8m | 
| 堤頂長 | 155.0m | 
| 堤体積 | 45,000立方m | 
| 流域面積 | 56.4平方km | 
| 湛水面積 | 83ha | 
| 総貯水容量 | 7,400,000立方m | 
| 有効貯水容量 | 5,700,000立方m | 
| ダム湖名 | |
| 管理 | 北海道開発局 | 
| 本体施工者 | 前田建設工業・株木建設 | 
水位
| 設計洪水位 | EL 94.52m | 
| 洪水時最高水位(サーチャージ水位) | – | 
| 平常時最高水位(常時満水位) | EL 92.45m | 
| 洪水貯留準備水位(洪水期制限水位) | – | 
| 最低水位 | EL 82.25m | 
放流設備
| 用途 | 形状 | サイズ | 放流能力 | 
|---|---|---|---|
| 余水吐 | 自由越流式 | 6門 | |
| 利水用 | Φ0.9m×1条 | 



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