北海道が所有する多目的ダム。
河川維持用水確保の他、洪水調節をメインにおこなっている。
放流設備は、クレスト部に非常用洪水吐として自由越流式のものが3門、オリフィス部に常用洪水吐として自由越流式ものを2門装備してる。
堤高の割には堤頂長が長く感じるが、堤高42.1m、堤頂長296mと、それほど横長のデザインでもない。
横長に見える理由として、放流設備が左岸よりに配置されているためだと思われる。
管理所の屋上が展望台になっているようだが、取材日はあいにく立入禁止となっていた。
美しいダムなので、非常に残念である。

右岸より堤体を眺める。
まだ新しそうな堤体。

放流設備は左岸よりに設置されている。
非常用洪水吐、常用洪水吐とも自由越流式で、それぞれ3門と2門。

減勢工の様子。

上流右岸側より堤体を眺める。

ゲートのアップ。
手前の建物は取水設備と思われる。

天端を眺める。
北海道ダム巡りでは、久しぶりに感じる舗装された天端。

天端より直下を眺める。
常用洪水吐より放流中。

天端より下流を眺める。

インクライン。

下流正面より堤体を眺める。
横長に感じるが、そうでもない。
左岸に放流設備が集中しているためにそう見える。

堤体の左岸側。

放流設備のアップ。
手前にダム放流中の看板が見える。

ダム湖より堤体を眺める。
白く美しい堤体。

ダム湖の様子。
細長いダム湖。
スペック
| ダム名 | 浦河(うらかわ)ダム | 
| ダム型式 | 重力式コンクリート | 
| 河川名/水系名 | 向別川/向別川水系 | 
| 所在地 | 北海道浦河郡浦河町字上向別 | 
| 位置 | 北緯42度14分22秒 東経142度49分27秒 | 
| 着工年/完成年 | 1973年/1999年 | 
| 用途 | 洪水調節、農地防災/不特定用水、河川維持用水 | 
| 堤高 | 42.1m | 
| 堤頂長 | 296.0m | 
| 堤体積 | 189,000立方m | 
| 流域面積 | 18.1平方km | 
| 湛水面積 | 60ha | 
| 総貯水容量 | 5,630,000立方m | 
| 有効貯水容量 | 4,910,000立方m | 
| ダム湖名 | うらら湖(うららこ) | 
| 管理 | 北海道 | 
| 本体施工者 | 飛島建設・間組・菱中建設 | 
水位
| 設計洪水位 | |
| 洪水時最高水位(サーチャージ水位) | |
| 平常時最高水位(常時満水位) | |
| 洪水貯留準備水位(洪水期制限水位) | |
| 最低水位 | 
放流設備
| 用途 | 形状 | サイズ | 放流能力 | 
|---|---|---|---|
| 非常用洪水吐 | 自由越流式 | 3門 | |
| 常用洪水吐 | 自由越流式 | 2門 | 



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