九州電力(株)が所有する発電専用ダム。
1920年着工、1941年完成という、かなり歴史のあるダム。
下流にある塚原ダムの建設技術を生かし、このダムは建設された。
堤高57.5mの重力式コンクリートダムで、クレスト部に8門のラジアルゲートを有する。
このダムから取水された水は、約3km下流にある岩屋戸発電所に導かれ、最大75m3/sの水量を用いて51,100kWの発電をおこなっている。
下流より堤体を眺める。
この時代のダムは曲線美が美しい。
放流設備は洪水吐としてラジアルゲートが8門。
減勢工。
上流より堤体を眺める。
ほぼ満水だった。
堤体のアップ。
天端を眺める。
徒歩での通行可能だと思われたが、立入禁止の看板があった。
左岸にある発電用の取水口。
スペック
ダム名 | 岩屋戸(いわやど)ダム |
ダム型式 | 重力式コンクリート |
河川名/水系名 | 耳川/耳川水系 |
所在地 | 宮崎県東臼杵郡椎葉村大字下福良 |
位置 | 北緯32度28分07秒 東経131度12分42秒 |
着工年/完成年 | 1920年/1941年 |
用途 | 発電 |
堤高 | 57.5m |
堤頂長 | 171.0m |
堤体積 | 145,000立方m |
流域面積 | 355.7平方km |
湛水面積 | 39ha |
総貯水容量 | 8,309,000立方m |
有効貯水容量 | 6,358,000立方m |
ダム湖名 | |
管理 | 九州電力(株) |
本体施工者 | 間組 |
水位
設計洪水位 | |
洪水時最高水位(サーチャージ水位) | – |
平常時最高水位(常時満水位) | |
洪水貯留準備水位(洪水期制限水位) | – |
最低水位 |
放流設備
用途 | 形状 | サイズ | 放流能力 |
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洪水吐 | ラジアルゲート | 8門 | |
発電所使用水量 | 岩屋戸発電所 | 75.00m3/s |
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