松本市が管理するかんがい用水専用のアースダム。
その歴史は古く、1600年頃、松本藩によって建設されたと言われている。
しかし、その後、水需要が増加してゆき、現在の貯水容量では不足が生じてきたため嵩上げ工事を行い、1951年に現在のかたちになった。
美鈴湖ダムはいたって普通のアースダムで、草ボウボウの堤体と、自由越流式の洪水吐があるオーソドックスなたかちである。
どこにでもある一般的なアースダムだが、ヘラブナ釣りの名所として有名らしい。
平日の訪問であったのにもかかわらず、多くの人々が釣りを楽しんでいた。
涼しい気候の頃、お弁当を持って出かけたいダムである。
下流より低位隊を眺める。
草ボウボウのどこにでもあるアースダム。
左岸より堤体を眺める。
上流側はコンクリートで補強されている。
天端を眺める。
自動車での通行可能。
天端よりダム湖を眺める。
ヘラブナ釣りを楽しんでいる人々が多数いた。
天端より下流を眺める。
水田が見えるが、作付けされていない様子。
左岸に設置されている自由越流式の余水吐。
余水吐からの導流部。
草木が生い茂り、何が何だか分からない状態。
ダム湖より堤体を眺める。
スペック
ダム名 | 美鈴湖(みすずこ)ダム |
ダム型式 | アース |
河川名/水系名 | 女鳥羽川/信濃川水系 |
所在地 | 長野県松本市木郷 |
位置 | 北緯36度15分49秒 東経138度01分01秒 |
着工年/完成年 | /1951年 |
用途 | かんがい用水 |
堤高 | 19.0m |
堤頂長 | 174.0m |
堤体積 | 125,000立方m |
流域面積 | 3平方km |
湛水面積 | 10ha |
総貯水容量 | 809,000立方m |
有効貯水容量 | 809,000立方m |
ダム湖名 | 美鈴湖(みすずこ) |
管理 | 松本市 |
本体施工者 |
水位
設計洪水位 | |
洪水時最高水位(サーチャージ水位) | – |
平常時最高水位(常時満水位) | |
洪水貯留準備水位(洪水期制限水位) | – |
最低水位 |
放流設備
用途 | 形状 | サイズ | 放流能力 |
---|---|---|---|
余水吐 | 自由越流式 | 1門 |
アクセス
長野自動車道松本ICより、国道158号線を松本市街方面へ直進。
4kmほど走ると、国道143号線との交差点にさしかかるので、ここを左折、国道143号線へ入る。
2.7kmほど走ると、右手に浅間温泉に続く道が分岐するのでここを右折。
ホテルが建ち並ぶ温泉街にて、道がT字路になるので、ここを右折。
あとはそのまま進めばよいのだが、温泉街は入り組んでいるので不安になる。
温泉街を抜けるとすぐに「美鈴湖」の看板があらわれるので、これを頼りにすればよいだろう。
温泉街から3.75km走ると美鈴湖ダムに到着する。
右岸及び左岸に駐車場があるので、こちらに車を停めて見学するとよいだろう。
コメント