ダムカレー発祥の地を訪れてみませんか
どこですか?

金城ダム

沖縄県

沖縄県が管理する治水ダム。
住宅地に隣接しており、近隣には世界遺産の首里城もある。
型式は重力式コンクリートダムだが、デザインが素晴らしい。
堤体は首里城をイメージした形となっており、外側は琉球石灰岩で石張りされている。
石張りは城壁の様なデザインで、近づいてみるとダムなのか城の城壁なのか区別がつかなくなってくる。
ダム湖は2つに分かれており、上池と下池に区別される。
ダム湖中央部に沖縄県指定文化財のヒジ川橋が架かっており、この橋を保存するために、あえてこのようなダム湖の形式をとったということである。
ダムサイトはきれいに整備された公園になっている。
住宅地が近いためか、人々の憩いの場になっていることがうかがえた。
しかし、公園にはハブ注意の看板が立ち並んでいるのであった。
ハブの危険は付きまとうが、沖縄に訪問の際は絶対に見学していただきたいダムの一つである。


下流左岸側より堤体を眺める。
白い石張りの堤体は、世界遺産の首里城をイメージして造られたという。

天端を眺める。
車両通行止。

天端より貯水池を眺める。
小さな貯水池。
奥に、上池からの導流部が見える。

上池からの導流部。

管理所。
この色の屋根、両端にはシーサーが。
沖縄のダムという雰囲気をかもし出していた。

天端より直下を眺める。
意外と複雑な導流部。

天端より下流を眺める。
直下は公園になっていて、人々が散策していた。
右側は住宅地。

下流より堤体を眺める。
綺麗に飾られた堤体と、メカニカルな導流部。

上流より堤体を眺める。
洪水吐は自由越流式が5門。
水が無ければ城壁にしか見えません。

治水用ダムなので、ダム湖内にも公園がある。
ここからの眺めは最高。

公園にあった欄干には龍のデザインが。
沖縄を感じさせる。

これがダムだと思えませんね。

お城の一部ですか? と言いたくなるほど美しい。

真横より堤体を眺める。
曲線と直線の組み合わせ方が素晴らしいです。


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スペック

ダム名金城(きんじょう)ダム
ダム型式重力式コンクリート
河川名/水系名安里川/安里川水系
所在地沖縄県那覇市繁多川
位置北緯26度12分45秒 東経127度43分02秒
着工年/完成年1983年/2000年
用途洪水調節、農地防災/不特定用水、河川維持用水
堤高19.0m
堤頂長120.0m
堤体積14,000立方m
流域面積1.7平方km
湛水面積4ha
総貯水容量510,000立方m
有効貯水容量470,000立方m
ダム湖名 
管理沖縄県
本体施工者竹中土木・大米建設・丸元建設

水位

設計洪水位EL 50.5m
洪水時最高水位(サーチャージ水位)EL 49.5m
平常時最高水位(常時満水位)EL 36.4m
洪水貯留準備水位(洪水期制限水位)
最低水位EL 26.8m

放流設備

用途形状サイズ放流能力
非常用洪水吐自由越流式5門

アクセス

沖縄自動車道那覇ICより、県道82号線を那覇空港方面へ直進。
300mほどの所にある交差点を右折。
750mほど走ると、左手に金城ダムが見えてくる。
天端の右側あたりに駐車場があるので、こちらに車を停めて見学するとよいだろう。


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