ダムカレー発祥の地を訪れてみませんか
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宇奈月ダム

富山県

2000年に黒部川に完成したまだ新しいダム。
このダムの特徴は、なんと言っても排砂ゲートを有していることだろう。
上流の出し平ダムと連携して、黒部川にたまった砂を排砂する。
堤体の造りもとても複雑で、ダム湖側から見ると、堤体全てにゲートが付いているように見える。
また、ゲートが多数付いて複雑な構造のためか、他のダムに比べ、堤体が比較的厚い感じがした。
付近には宇奈月温泉があり、国内でも有名な温泉地である。
とあるホテルの客室からは、ダムを望むことができる。


下流より堤体を眺める。
ドッシリとした印象を受ける堤体だ。

ダム湖より堤体を眺める。
とても複雑なゲート群。

横より堤体を眺める。
他のダムより角度が緩やかですよね?

天端を眺める。
ダム湖側にはゲート操作室がズラッと並んでいた。

インクライン。
堤体からちょっと離れた場所にある。

天端より下流を眺める。
左中央付近に写っている導流壁は排砂ゲートからのもの。
右にちょっとだけ写っている建物は関西電力(株)の発電所。

同じく天端より下流を眺める。
右に関西電力(株)の発電所が見える。
奥の白い建物はホテル。

非常用洪水吐のゲート。
高さが無いローラーゲートだった。
このゲートは何という名前なんだろう。

もう一度、天端より下流を眺める。
手前の導流壁は排砂ゲートからのもの。

ダム操作室。
パソコンは富士通製だった。

資料館「大夢来館」に入場するまでに通る通路。
何と驚き、ダム操作室の前を通る。
手前のソファーは誰でも利用できる。

監査廊。
プレキャスト化されたものを導入した、初の事例らしい。
天井に伸びているラインは、移動式カメラのレール。

これが移動式カメラ。
定期点検は主にこれを利用しているらしい。

複雑なゲート群を持つ堤体。
左から、排砂ゲート・排砂ゲート・非常用洪水吐(ゲート付)・常用洪水吐・非常用洪水吐・常用洪水吐・非常用洪水吐(ゲート付)・排砂時水位低下用放流設備・発電用取水口。

ダム湖を眺めるパノラマ写真。


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スペック

ダム名宇奈月(うなづき)ダム
ダム型式重力式コンクリート
河川名/水系名黒部川/黒部川水系
所在地富山県黒部市宇奈月町内山字大尾地先
位置北緯36度48分34秒 東経137度35分25秒
着工年/完成年1974年/2000年
用途洪水調節・農地防災/上水道用水/発電
堤高97.0m
堤頂長190.0m
堤体積510,000立方m
流域面積617.5平方km
湛水面積88ha
総貯水容量24,700,000立方m
有効貯水容量12,700,000立方m
ダム湖名うなづき湖(うなづきこ)
管理国土交通省
本体施工者前田建設工業・佐藤工業

水位

設計洪水位EL 261.0m
洪水時最高水位(サーチャージ水位)EL 260.0m
平常時最高水位(常時満水位)EL 245.0m
洪水貯留準備水位(洪水期制限水位)EL 242.0m(6月21日~9月30日)
最低水位EL 220.0m

放流設備

用途形状サイズ放流能力
非常用洪水吐自由越流式W15.0m×H15.0m×3門2,200m3/s
常用洪水吐ラジアルゲートW5.0m×H8.22m×2門780m3/s
常用洪水吐ジェットフローゲートW4.9m×H5.0m×1門 
発電所使用水量宇奈月発電所(関西電力)70.0m3/s
発電所使用水量柳河原発電所(関西電力)50.92m3/s

アクセス

北陸自動車道黒部ICが最寄りのICとなる。
ICを下り、県道14号線を宇奈月温泉方面へ向かう。
田んぼの中を通り8kmほど走ると、道は富山地方鉄道と共に走る格好となる。
途中、ビールがお好きな方は「宇奈月ビール館」という地ビールのお店があるので、そこで地ビールを購入すると良いだろう。
そこから6kmほどで宇奈月温泉街に到着する。
富山地方鉄道宇奈月駅のすぐ手前に、左折する道があるので、そこを左折。
踏切を渡る。
右手にニューオータニホテルがあれば正解。
間違っても小さな町なので、一周すればなんとなくわかる。
ニューオータニホテルを通り越し、しばらくすると右折できる道が現れる。
ここを右折。黒部川にかかる橋を渡る。
渡り終えるとすぐにT字路にぶつかる。
ここを右折。ここは標識があるので迷うことはないだろう。
2車線の大きな快適な道が宇奈月ダムまで続く。
2kmほど走ると宇奈月ダムに到着する。
駐車場があるので、そこに車を停めるべし。
ちなみに、このダムの上流に出し平ダムや小屋平ダムもあるので、
こちらの見学もあわせてお勧めするが、車では行けないので注意されたし。


コメント

  1. […] ダムマニア・宇奈月ダム […]

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