武田信玄で有名な、武田神社の隣にあるアースダム。
堤頂長が382mとのことだが、この数値から考えるとダム湖外周のほぼ全てが堤体であると思われる。
かんがい用水専用のダムだが、実際はかんがい用というよりも、釣り堀そのものである。
ブラックバスなどを、ルアーやフライで釣ることができるらしい。
堤体に所々設置されている看板によれば、使用料は1日2,000円とのこと。
余水吐は、最近はほとんど使われていないらしく、そうとう荒れている。
この状態で使用すると、間違えなく事故が起こるだろう。
また、そのすぐ隣に、昔ながらの取水設備が装備されている。
近隣のかたは、ここがダムだと理解していない様子だった。
西側の堤体を眺める。
すぐ隣には民家が建ち並んでいる。
天端の角から天端を南向きに眺める。
奥に甲府盆地が見える。
天端より北方向を眺める。
水面まで降りて釣りを楽しむことができる。
ただし、有料だ。
天端を眺める。
アースダムだと感じさせる堤体。
堤体南側より下流を眺める。
大都会の甲府盆地だ。
多分、ここの水はかんがい用水として、ほとんど利用されていないのだろう。
昔ながらの取水設備。
使用しているのだろうか。
その奥の闇の部分が余水吐。
崩壊していた。
余水吐からの導流部。
歩道と化していた。
この状態で水が流れれば大変なことに。
導流部の終点。
その先はさらに細い。
その隣には民家が。
ダム湖に唯一流入していると思われる河川の導流部。
小さくてごめん。
スペック
ダム名 | 竜ヶ池(りゆうがいけ)ダム |
ダム型式 | アース |
河川名/水系名 | 相川/富士川水系 |
所在地 | 山梨県甲府市相川 |
位置 | 北緯35度41分15秒 東経138度34分47秒 |
着工年/完成年 | /1956年 |
用途 | かんがい用水 |
堤高 | 17.0m |
堤頂長 | 382.0m |
堤体積 | 59,000立方m |
流域面積 | 平方km |
湛水面積 | 3ha |
総貯水容量 | 264,000立方m |
有効貯水容量 | 264,000立方m |
ダム湖名 | 竜ヶ池(りゆうがいけ) |
管理 | 相川土地改良区 |
本体施工者 |
水位
設計洪水位 | |
洪水時最高水位(サーチャージ水位) | – |
平常時最高水位(常時満水位) | |
洪水貯留準備水位(洪水期制限水位) | – |
最低水位 |
放流設備
用途 | 形状 | サイズ | 放流能力 |
---|---|---|---|
余水吐 | 自由越流式 | 1門 |
アクセス
中央自動車道甲府南ICから、国道358号線を甲府市街方面へ走る。
1kmほど走ると、国道140号線との交差点にさしかかるが、ここはそのまま甲府方面に進路をとる。
やがて国道20号線を超え、山梨県庁を右に見る。
県庁が見えたら右折、そして、次の交差点を左折。
JRをまたぐ陸橋を越え、突き当たりを左折。
そしてすぐに右折。
あとはひたすら進むのみ。
2kmほど走ると、目の前に武田神社があらわれる。
武田神社のところを右折。
そして、2本目を左折すると、右手に堤体があらわれる。
ちょっとした広場があるので、ここら辺に車を停めて見学するとよいだろう。
コメント