栃木県所有のかんがい用水専用のアースダム。(※後日、型式がアスファルトフェイシングに変更になりました。)
赤川ダムという名前だが、建設時は細野ダムという名前で呼ばれていた。
宇都宮市森林公園内にあり、市民の憩いの場として親しまれている。
森林公園内にはバーベキュー場やキャンプ場、サイクリング施設などがあり、ダム湖では釣りも楽しめる。
魚は、ヘラブナ、マブナ、鯉などが釣れるらしい。
堤体はごく普通のアースダムだが、上流部はアスファルトフェイシングされているのが特徴。
黒い堤体と静かな水面が印象的なダムだった。
取材日はあいにくの天気だったが、よく晴れた休日、自転車とおにぎりを持って訪問したいダムだ。
下流より堤体を眺める。
もう少し時期が経てば、もっと綺麗な緑色になるのだろうか。
天端よりダム湖を眺める。
とても穏やかな表情だった。
市民の憩いの地として利用されているようで、釣りをしている人も見かけた。
天端を眺める。
車両通行止だったが、何台か車が走っていた。
天端より下流を眺める。
すぐ目の前には水田が広がっていた。
さすが、かんがい用水専用のアースダムだ。
右岸に設置されている、自由越流式の洪水吐。
洪水吐のアップ。本日はだいぶ水位が低かった。
洪水吐と堤体。手前のコンクリートが洪水吐だ。
驚きなのが堤体。
アスファルトフェイシングダムの様だ。
※後日、型式がアスファルトフェイシングに変更になりました。
導流部。
取水棟と堤体。
う~ん、こちら側から見ると、どう見てもアスファルトフェイシングダム。
※後日、型式がアスファルトフェイシングに変更になりました。
堤体下より、導流部を眺める。アースダムにしては比較的立派な導流部だった。
※後日、型式がアスファルトフェイシングに変更になりました。
下流の河川はこんな感じ。
ちょっと細いような気がする。
スペック
ダム名 | 赤川(あかがわ)ダム |
ダム型式 | アスファルトフェイシングフィル |
河川名/水系名 | 赤川/利根川水系 |
所在地 | 栃木県宇都宮市福岡町細野 |
位置 | 北緯36度37分12秒 東経139度47分26秒 |
着工年/完成年 | 1965年/1970年 |
用途 | かんがい用水 |
堤高 | 17.5m |
堤頂長 | 221.0m |
堤体積 | 114,000立方m |
流域面積 | 3.2平方km |
湛水面積 | 6ha |
総貯水容量 | 327,000立方m |
有効貯水容量 | 272,000立方m |
ダム湖名 | |
管理 | 栃木県 |
本体施工者 | 三幸建設工業 |
水位
設計洪水位 | |
洪水時最高水位(サーチャージ水位) | – |
平常時最高水位(常時満水位) | |
洪水貯留準備水位(洪水期制限水位) | – |
最低水位 |
放流設備
用途 | 形状 | サイズ | 放流能力 |
---|---|---|---|
余水吐 | 自由越流式 | 1門 |
アクセス
日光宇都宮道路、徳次郎ICより、国道293号線を鹿沼方面へ走る。
6kmほど走ると、国道293号線は右折するかたちになる。
ここは国道通りに右折。
700mほど走ると、国道293号線は、今度は左折するかたちになる。
ここは進路を変え、この交差点を右折。
宇都宮市森林公園の看板が出ているのでわかりやすいだろう。
あとは、3kmほど道なりに走るのみである。
ダム湖の手前に、森林公園の駐車場があるので、こちらに車を停めて見学するとよいだろう。
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