北陸電力(株)が所有する発電専用ダム。
クレスト部にローラーゲートを8門備え、河川をふさぐ構造は発電専用であると主張している。
ダムのすぐ脇に沈砂池があり、こちらもかなり目立つ。
この沈砂池を通り、約5km下流にある東町発電所にて、最大47.00m3/sの水を利用して32,200kWの発電をおこなっている。
堤体の左岸側に魚道な様なものがあるが、これは魚道ではなく、流木を流下させるためのものであるという。
下流より堤体を眺める。
これ以上に良いアングルで写せる場所が見つからなかった。
右岸上流側より堤体を眺める。
河川全体を8門のローラーゲートがふさいでいる。
ダムのすぐ脇の右岸にある沈砂池。
ここから約5km下流にある東町発電所に運ばれる。
天端を眺める。
構造的に、道路が天端なのだろうか。
それとも、ゲートの上が天端なのだろうか。
立派な階段があるので悩む。
ちなみに、自動車通行可能。
ゲート支柱などを眺める。
おしゃれな欄干があるので、やはりゲート上の部分が天端ということか。
下流を眺める。
放流中だったので水量が多かった。
左岸にある魚道な様なもの。
しかし、下流部分が水面に達していないため、何か変。
魚道の様なものを上から眺める。
魚道には必ずある仕切りが無いため、これは魚道ではない。
後で調べてわかったが、これは流木を流下させるための設備。
右岸にあった穴ぼこ。
発電用水の余水か?
ダム湖を眺める。
木や草の生え具合から察するに、相当浅いダム湖だと思われる。
ダム管理所。
スペック
ダム名 | 浅井田(あさいだ)ダム |
ダム型式 | 重力式コンクリート |
河川名/水系名 | 高原川/神通川水系 |
所在地 | 岐阜県高山市上宝町吉野 |
位置 | 北緯36度17分50秒 東経137度21分07秒 |
着工年/完成年 | 1939年/1942年 |
用途 | 発電 |
堤高 | 21.1m |
堤頂長 | 135.4m |
堤体積 | 30,000立方m |
流域面積 | 507平方km |
湛水面積 | 10ha |
総貯水容量 | 340,000立方m |
有効貯水容量 | 328,000立方m |
ダム湖名 | |
管理 | 北陸電力(株) |
本体施工者 | 間組 |
水位
設計洪水位 | |
洪水時最高水位(サーチャージ水位) | EL 470.40m |
平常時最高水位(常時満水位) | EL 470.30m |
洪水貯留準備水位(洪水期制限水位) | – |
最低水位 | EL 467.00m |
放流設備
用途 | 形状 | サイズ | 放流能力 |
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洪水吐 | ローラーゲート | 8門 | |
発電所使用水量 | 東町発電所 | 47.00m3/s |
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