主要国道18号線からほんの少し山に入ると、ひっそりと姿を現すダム。
碓氷峠の、ある種華やかなイメージと裏腹な、人気の無いダム。
人気が無いと言っても、スワンボート乗り場があるので、シーズン中は多くの人が訪れるのだろうか。
上水道専用のダムで、天端の半分しか入ることができない。
飲料水の水源になるダムは、堤体に近づけない場合が多い。
下流より堤体を眺める。
バルブより放流中。
洪水吐は、ローラーゲートが3門。
天端を眺める。
堤体1/3付近で立入禁止。
上水道用ダムではよくある光景。
天端の左岸より撮影。
柵が行く手を阻む。
上写真の柵の奥地を撮影。
見たいところが見えないって悔しいですね。
妙義湖より堤体を眺める。
堤体付近に水辺まで下りられる場所があったので、天端に侵入できない苛立ちが解消された。
妙義湖。
そんなに大きくはないが神秘的な湖だった。
スペック
ダム名 | 中木(なかき)ダム |
ダム型式 | 重力式コンクリート |
河川名/水系名 | 中木川/利根川水系 |
所在地 | 群馬県安中市松井田町五料字中木山国有林 |
位置 | 北緯36度19分07秒 東経138度44分43秒 |
着工年/完成年 | 1951年/1959年 |
用途 | 上水道用水 |
堤高 | 41.0m |
堤頂長 | 148.1m |
堤体積 | 61,000立方m |
流域面積 | 13.1平方km |
湛水面積 | 14ha |
総貯水容量 | 1,600,000立方m |
有効貯水容量 | 1,350,000立方m |
ダム湖名 | 妙義湖(みょうぎこ) |
管理 | 群馬県 |
本体施工者 | 大豊建設 |
水位
設計洪水位 | |
洪水時最高水位(サーチャージ水位) | – |
平常時最高水位(常時満水位) | |
洪水貯留準備水位(洪水期制限水位) | – |
最低水位 |
放流設備
用途 | 形状 | サイズ | 放流能力 |
---|---|---|---|
余水吐 | ローラーゲート | 3門 |
アクセス
上信越自動車道松井田妙義ICが最寄のインターとなる。
インターを降りて、国道18号線方面へ右折。
1kmほど走ると国道18号線との交差点に差し掛かる。
この交差点を左折、しばらく道なりに走る。
この国道18号線は、鉄道好きにはたまらない(たまらなかった?)、信越線と平行しながら走っている。
3kmほど走ると、御料平という小さな交差点がある。
この交差点を左折、碓氷川を渡り、道を一気に下ってゆく。
すぐにT字路に差し掛かるので、このT字路を左折。
道は段々と山道に変わり、調子が乗ってきた頃に中木ダムに到着する。
中木ダムの堤体が見える前に、左に分かれる道がある。
この道を左にとれば、堤体前を横切っている橋を渡ることができる。
真正面から堤体を見ることができるので大迫力である。
また、進路を右手に取ると、堤体の真横を通ることができる。
さらに進むと、堤体裏を直視する場所もあるので、
どちらもオススメのスポットである。
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