水資源機構のダム。
このダムの水は利根川より取水され、房総導水路を通りここまで運ばれてくる。
房総導水路は、この先の長柄ダムまで続き、余った水がこのダムに貯水される仕組みになっている。
水資源機構のダムだけあり、各施設がしっかりしている。
堤体直下は運動場、両岸には公園などがあり、ダム湖周回はマラソンコースになっている。
地元に親しまれているダムの様に感じた。
下流より堤体を眺める。
冬期なので芝生が枯れているが、夏に訪れると真っ青で綺麗なことだろう。
堤体直下は運動場になっている。
右岸より堤体を眺める。
こちら側から見ると、まるでロックフィルダム。
天端を眺める。
徒歩のみ通行可能。
多くの人がマラソンを楽しんでいた。
取水塔を眺める。
上水道用水・工業用水はここから取水される。
天端より直下を眺める。
奥まで続く水路は、ダムの洪水吐からのもの。
頼りないぐらい細い。
このダムは、必用な分だけ導水路よりポンプアップされ、貯水される仕組みなので、大がかりな洪水吐は必要ないということだろうか。
自由越流式の洪水吐をダム湖側から眺める。
下流より洪水吐を眺める。
天端より洪水吐の導流部を眺める。
導流部は堤体の傾斜と共にせず、しばらく高い位置を流れてから、下の写真に繋がる。
導流部。その先の河川の太さを考えると、おおかがりな造りに見える。
右岸よりダム湖を眺める。左に取水塔が見える。
天端よりダム湖を眺める。左に見える建物は管理棟。
スペック
ダム名 | 東金(とうがね)ダム |
ダム型式 | アース |
河川名/水系名 | 十文字川/利根川水系 |
所在地 | 千葉県東金市松之郷 |
位置 | 北緯35度34分53秒 東経140度21分21秒 |
着工年/完成年 | 1970年/1995年 |
用途 | 上水道用水 |
堤高 | 28.3m |
堤頂長 | 248.0m |
堤体積 | 463,000立方m |
流域面積 | 0.6平方km |
湛水面積 | 25ha |
総貯水容量 | 2,300,000立方m |
有効貯水容量 | 2,200,000立方m |
ダム湖名 | ときがね湖(ときがねこ) |
管理 | (独)水資源機構 |
本体施工者 | 日本国土開発・戸田建設 |
水位
設計洪水位 | |
洪水時最高水位(サーチャージ水位) | – |
平常時最高水位(常時満水位) | |
洪水貯留準備水位(洪水期制限水位) | – |
最低水位 |
放流設備
用途 | 形状 | サイズ | 放流能力 |
---|---|---|---|
余水吐 | 自由越流式 | 1門 |
アクセス
千葉東金道路東金ICより、国道126号線をそのまま直進。
200mほどで、国道409号線が分岐する。この分岐を左折、国道409号線に入る。
500mほどで、T字路にさしかかる。
国道409号線は左折するが、ここは右折。
3kmほど走ると、ときかね湖の看板が見えてくるので、あとはこの案内通りに左折。
しばらく走ると、ときかね湖の駐車場があらわれる。
この駐車場の他にも、各所に駐車場があるので、お好みの場所に車を停めて見学するとよいだろう。
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