石小屋ダムは宮ヶ瀬ダムの副ダムです。
宮ヶ瀬ダムの下流に位置し、減勢工の役割を果たしています。
堤高は34.5mもありますが、上流の宮ヶ瀬ダムが非常に大きいため、そう大きさを感じません。
石模様の変わったデザインをしています。
自由越流式の堤体。
宮ヶ瀬ダムが放流すると、こちらのダムも必ず放流するのであろうか。
堤体上を眺める。
堤長は87m。
そう長さを感じない。
正面からの写真。
石を積み上げた様なデザインが変わっている。
堤体と減勢工。
あの橋を渡ってみたい。
堤体上より下流を見る。
上流にある石小屋・宮ヶ瀬ダムの水量を考えると、川がやけに細く感じる。
スペック
ダム名 | 石小屋(いしごや)ダム |
ダム型式 | 重力式コンクリート |
河川名/水系名 | 中津川/相模川水系 |
所在地 | 神奈川県愛甲郡愛川町字向原地先 |
位置 | 北緯35度32分19秒 東経139度15分20秒 |
着工年/完成年 | 1971年/2000年 |
用途 | 洪水調節、農地防災/不特定用水、河川維持用水/上水道用水/発電 |
堤高 | 34.5m |
堤頂長 | 87.0m |
堤体積 | 45,000立方m |
流域面積 | 1.1平方km |
湛水面積 | 4ha |
総貯水容量 | 557,000立方m |
有効貯水容量 | 386,000立方m |
ダム湖名 | 石小屋湖(いしごやこ) |
管理 | 国土交通省 |
本体施工者 | 飛島建設 |
水位
設計洪水位 | |
洪水時最高水位(サーチャージ水位) | – |
平常時最高水位(常時満水位) | EL 153.0m |
洪水貯留準備水位(洪水期制限水位) | – |
最低水位 | EL 141.0m |
放流設備
用途 | 形状 | サイズ | 放流能力 |
---|---|---|---|
非常用洪水吐 | 自由越流式 | ||
常用洪水吐 | ホロージェットバルブ | ||
発電所使用水量 | 愛川第二発電所(神奈川県) | 7.0m3/s |
アクセス
アクセスは大まかに2通りある。
中央自動車道ルートか、東名自動車道ルートである。
中央自動車道ルートは、相模湖東ICが最寄のICになる。
IC出口より、国道20号線を甲府方面に直進、しばらく走ると国道412号線との交差点に差し掛かる。
この交差点を左折。道は相模ダムの脇を通る。ここで相模ダムの見学をお勧めする。
相模ダムから7kmほど直進すると、三ヶ木交差点がある。
この間に沼本ダムという水没しているダムがあるが、こちらの見学も合わせてお勧めしたい。
ただし道案内など無いため、感を頼りに沼本ダムを訪問して欲しい。
三ヶ木交差点に差し掛かったら、国道なりに右折、厚木方面へ車を進める。
10kmほど走り、半原小入口交差点を右折。道はグングン標高を上げダムに続く。
トンネルを抜けると右手に大きな宮ヶ瀬ダムが見える。
そしてまたトンネルをくぐると、宮ヶ瀬ダムの駐車場が右手に現われる。
この駐車場に車を停めるべし。
ただし、とても入りづらい雰囲気をかもし出しているので要注意。
駐車場入口は門で閉ざされ、警備員が門番をしている。
この警備員に声をかけると、訪問カードをもらえる。
住所・氏名を書いて中に進むと、目の前に宮ヶ瀬ダムの姿が見える。
石小屋ダムへの道は、宮ヶ瀬ダムの提体内のエレベータを使い、ダム直下に下りる。
直下から10分ほど歩くと石小屋ダムに到着である。
ちなみに、勿論の事だが、宮ヶ瀬ダムの見学もあわせておすすめする。
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