天竜川の最下流に位置するダム。
所有者は電源開発(株)だが、多目的ダムであるところが珍しい。
最下流に位置しているため、堤高は低く堤頂長は長い。
電源開発(株)の所有だけあって、巨大なローラーゲートが印象的である。
下流正面より堤体を眺める。
巨大なローラーゲートが9門。
ゲートの水色と、欄干の赤色、ゲート天井の青が映える。
堤体の左側に見える建物は船明発電所。
天端を眺める。
自動車も通れる大きな天端。
ローラーゲートの大きさがわかるだろうか。
右側に写っている人と比べてほしい。
発電用の取水口。
下流横より堤体を眺める。
ゲート下流にあるコンクリートが減勢工の役割を果たすのだろうか。
上流より堤体を眺める。
満水で今にも溢れそうだ。
天端よりダム湖を眺める。
スペック
ダム名 | 船明(ふなぎら)ダム |
ダム型式 | 重力式コンクリート |
河川名/水系名 | 天竜川/天竜川水系 |
所在地 | 静岡県浜松市天竜区船明2649 |
位置 | 北緯34度53分26秒 東経137度48分43秒 |
着工年/完成年 | 1972年/1976年 |
用途 | かんがい用水/上水道用水/工業用水/発電 |
堤高 | 24.5m |
堤頂長 | 220.0m |
堤体積 | 54,000立方m |
流域面積 | 4,895平方km |
湛水面積 | 190ha |
総貯水容量 | 14,578,000立方m |
有効貯水容量 | 4,157,000立方m |
ダム湖名 | |
管理 | 電源開発(株) |
本体施工者 | 熊谷組・西松建設 |
水位
設計洪水位 | |
洪水時最高水位(サーチャージ水位) | – |
平常時最高水位(常時満水位) | |
洪水貯留準備水位(洪水期制限水位) | – |
最低水位 |
放流設備
用途 | 形状 | サイズ | 放流能力 |
---|---|---|---|
洪水吐 | ローラーゲート | 9門 |
アクセス
東名自動車道浜松ICより、県道45号線を北上、天竜市に向かう。
12kmほど走ると、「鹿島坂下」という交差点で国道152号線・362号線の合体国道にぶつかる。
この交差点を右折、すぐに天竜川を渡る。
川を渡り終え、しばらく走ると、「双竜橋」という交差点で国道は左折する。
ここは国道とともに左折。
この交差点から2kmほど走ると、国道152号線と国道362号線が分岐する。
ここは国道152号線を選択、交差点を左折するかたちになる。
この分岐から3kmほど走ると、左手に船明ダム入口の交差点が見える。
この交差点を左折。
すぐに船明ダムが見えてくる。
堤体の直前左側に、大きな駐車場があるので、こちらに車をとめて見学をするとよいだろう。
また、この上流に秋葉ダム・佐久間ダムがあるので、こちらの見学もあわせておすすめする。
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