ダムカレー発祥の地を訪れてみませんか
どこですか?

九頭竜ダム

福井県

国土交通省と電源開発(株)が共同管理する多目的ダム。
治水の他、発電の目的を持っている。
堤高128mのロックフィルダムで、まるで溶岩石のような黒色の石を使って造られているのが特徴的だろうか。
また、堤体の勾配もどことなく急な気がするは私だけではないだろう。
発電は、直下に長野発電所があり、最大266m3/sの水量を用いて22万kWの電力を生み出している。
この発電所は揚水式で、この九頭竜ダムは上池にあたる。
直下には鷲ダムが形成するダム湖があり、こちらが下池となる。
電力使用の多い昼間は九頭竜ダムから鷲ダムに放流し、電気を生み出す。
逆に、電力が余る夜間は発電機を逆回転させ、鷲ダムから九頭竜ダムへと水を汲み上げることをおこなっている。
いわゆる、ポテンシャルエネルギーを利用した大きな蓄電池だと思えばよいだろう。
非常に大きく壮大なダムなので、この近隣にお立ち寄りの際は、絶対に見学して頂きたいダムである。


下流より堤体を眺める。
黒々とした堤体。
手前の水は、もう、鷲ダムの貯水池。

右岸に設置されている洪水吐。

洪水吐からの導流部のアップ。

洪水吐はラジアルゲートが3門。

洪水吐あたりより下流を眺める。
手前の通路は点検用の通路。

右岸より堤体を眺める。
手前にはインクライン、奥に長野発電所へ続く取水口が見える。

右岸より堤体を眺める。
手前の導流部と、奥の堤体の間に残された緑地が特徴的。

洪水吐を含む天端を眺める。
管理所は洪水吐と堤体の間にある。

本当の天端を眺める。
徒歩でのみ通行可能。

天端より下流を眺める。
右に長野発電所が見える。
奥の湖は鷲ダムの貯水池。

堤体のアップ。
まるで溶岩石。

ダム湖の様子。
バックウォーターは県境近くにまで達している。


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スペック

ダム名九頭竜(くずりゅう)ダム
ダム型式ロックフィル
河川名/水系名九頭竜川/九頭竜川水系
所在地福井県大野市長野
位置北緯35度53分22秒 東経136度41分17秒
着工年/完成年1962年/1968年
用途洪水調節、農地防災/発電
堤高128.0m
堤頂長355.0m
堤体積6,300,000立方m
流域面積301.5平方km
湛水面積890ha
総貯水容量353,000,000立方m
有効貯水容量223,000,000立方m
ダム湖名九頭竜湖(くずりゅうこ)
管理国土交通省・電源開発(株)
本体施工者鹿島建設

水位

設計洪水位
洪水時最高水位(サーチャージ水位)EL 564.0m
平常時最高水位(常時満水位)EL 560.0m
洪水貯留準備水位(洪水期制限水位)
最低水位EL 529.0m

放流設備

用途形状サイズ放流能力
非常用洪水吐ラジアルゲートW11.50m×H8.50m×3門

アクセス

鷲ダムからのアクセス方法を記載させてもらう。
鷲ダムより国道158号線を岐阜方面へ進む。
目の前に九頭竜ダムを眺めながら、約4kmほど進むと、右手に駐車場への道が見えてくる。
この案内に従い、車を停めて見学するとよいだろう。
なお、駐車場への入口は一方通行などがあり、多少複雑なので注意されたし。


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