木曽川を堰き止める、発電専用のダム。
天端を埋め尽くすように、14門のラジアルゲートを備えている。
土木学会の「日本の近代土木遺産~現存する重要な土木構造物2000選 」に選定されている、由緒正しい堤体。
今回は、関西電力(株)様のご厚意により、堤体に足を踏み入れることができました。
下流左岸より堤体を眺める。
ずらりと並んだラジアルゲートが印象的。
下流正面より堤体を眺める。
下流右岸より堤体を眺める。
堤体直下のコンクリートが印象的。
真横より堤体を眺める。
右岸に設置されている発電用の取水口。
最大200m3/sの水が飲み込まれている。
天端を眺める。
天端はおろか、堤体周辺は立入禁止。
特別に許可を得て撮影した。
天端より下流を眺める。
堤頂長に比べ、下流はとても細くなっていた。
天端よりダム湖を眺める。
スペック
ダム名 | 兼山(かねやま)ダム |
ダム型式 | 重力式コンクリート |
河川名/水系名 | 木曽川/木曾川水系 |
所在地 | 岐阜県加茂郡八百津町大字和知字針田 |
位置 | 北緯35度27分53秒 東経137度06分13秒 |
着工年/完成年 | 1939年/1943年 |
用途 | 発電 |
堤高 | 36.3m |
堤頂長 | 205.7m |
堤体積 | 105,000立方m |
流域面積 | 2,452平方km |
湛水面積 | 102ha |
総貯水容量 | 9,392,000立方m |
有効貯水容量 | 3,703,000立方m |
ダム湖名 | |
管理 | 関西電力(株) |
本体施工者 | 間組 |
水位
設計洪水位 | |
洪水時最高水位(サーチャージ水位) | – |
平常時最高水位(常時満水位) | |
洪水貯留準備水位(洪水期制限水位) | – |
最低水位 |
放流設備
用途 | 形状 | サイズ | 放流能力 |
---|---|---|---|
洪水吐 | ラジアルゲート | 14門 | |
発電所使用水量 | 兼山発電所 | 200.00m3/s |
アクセス
東海環状自動車道可児御嵩ICを出て、右折。
国道21号線に入る。
一つ目の信号を右折、3kmほど走るとT字路にさしかかる。
このT字路を右折。800mほど走ると、木曽川を渡る橋が左手に見えてくる。
左折してこの橋を渡る。
渡っている最中、右手に注目。
兼山ダムが見える。
あとは、適当に右折し、見学するとよいだろう。
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