堤高17.4mのダムを嵩上げ工事し、2009年に現在の形に生まれ変わったダム。
以前はかんがい用水専用ダムだったが、工事完了後は治水機能も併せ持つことになった。
下流より堤体を眺める。
無難なアースダム。
ダムへ続く道路にゲートが!
またもやダム到達ならずか…。
ゲートに貼ってある看板を見ると、エジジカ除けのためにゲートを設置しているとのこと。
ということで、ゲートを開けて自動車で通行。
直下より堤体を眺める。
北海道のアースダムは全体的にきれいなところが多い。
手前に見えるコンクリートは洪水吐からの導流部。
右岸より堤体を眺める。
天端を眺める。
天端の広さは5mとのこと。
堤体上流面はコンクリートブロックが敷き詰められていた。
天端から下流を眺める。
右に導流部が見える。
緑が美しすぎて、ここでお昼寝したい気分にかられた。
洪水吐を眺める。
非常用洪水吐は自由越流式。
奥に見える穴は常用洪水吐で自然調節式。
この様な配置のしかたは珍しいと思う。
ダム湖側より洪水吐を眺める。
洪水吐からの導流部。
なんか、奥の方が茂ってませんか?
導流部終端。
水路に大きな木が生えている!
相当大きいので、この地に根を生やしてから数年は経っていると思われる。
これからもスクスクと育ってほしいと思った。
道流壁は直線的ではなく、カクカクしている。
なんとも面白い造り。
ダム湖の様子。
小さなダム湖だった。
取水設備から取水された水の導流部だと思われるもの。
トンネル式になっていた。
スペック
ダム名 | 杵臼(きなうす)ダム |
ダム型式 | 傾斜遮水ゾーン型アース |
河川名/水系名 | 杵臼川/石狩川水系 |
所在地 | 北海道夕張郡栗山町字桜山347 |
位置 | 北緯43度03分17秒 東経141度51分57秒 |
着工年/完成年 | /1962年 |
用途 | 洪水調節、農地防災/かんがい用水 |
堤高 | 27.2m |
堤頂長 | 177.0m |
堤体積 | 127,000立方m |
流域面積 | 1.7平方km |
湛水面積 | 8ha |
総貯水容量 | 514,000立方m |
有効貯水容量 | 451,000立方m |
ダム湖名 | 桜山池(さくらやまいけ) |
管理 | 北海道 |
本体施工者 | 中山組・伊藤組土建・荒井建設(北海道) |
水位
設計洪水位 | |
洪水時最高水位(サーチャージ水位) | EL 96.7m |
平常時最高水位(常時満水位) | |
洪水貯留準備水位(洪水期制限水位) | |
最低水位 | EL 88.0m |
放流設備
用途 | 形状 | サイズ | 放流能力 |
---|---|---|---|
非常用洪水吐 | 自由越流式 | 1門 | |
常用洪水吐 | 自然調節式 | W0.80m×H0.85m×1門 | |
取水設備 | 多孔式ゲート | 8門 |
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