北海道開発局が管理するかんがい用水専用ダム。
堤高52.2mのロックフィルダムだが、下流面が草に覆われているためアースダムに見える。
しかし、堤高が50mを超える大きさなので、アースではなくロックフィルだと気が付くことだろう。
このダムの水は最大5.405m3/s取水され、厚沢部町と江差町の農耕地3,380haに供給されている。
なお、通常は天端は立入禁止だが、8月のお盆頃だけお墓参りのために開放されるらしい。
そのことを知らず訪問したのだが、運よく開放日だったので、ゆっくりとダムを見学できた。
右岸より堤体を眺める。
手前に余水吐からの導流部が見える。
型式はロックフィルだが、草に覆われていてアースダムに見える。
堤体上にあるつづら折りの道が美しい。
天端を眺める。
通常は立入禁止。
自由越流式の余水吐。
その奥に、取水塔が見える。
天端より余水吐を眺める。
ダム湖側はかなり補強されている。
取水塔とダム湖。
余水吐から続く導流部。
結構広い。
天端より下流を眺める。
手前からの流路は余水吐からのもの。
中央を横切っている流路は取水塔からのもの。
ちなみに、中央やや右側の道路上にゲートが見えるが、普段はここからダム側には近づけない。
余水吐からの導流部末端部。
ダム湖側の堤体はコンクリートブロックで補強されている。
展望台より堤体を眺める。
フィルダムの雄大さが伝わってくる。
堤体上のつづら折りの道路がセクシー。
ダム管理所。
何となく丸くておしゃれ。
スペック
ダム名 | 鶉(うずら)ダム |
ダム型式 | ロックフィル |
河川名/水系名 | 鶉川/厚沢部川水系 |
所在地 | 北海道檜山郡厚沢部町字峠下 |
位置 | 北緯41度56分59秒 東経140度23分32秒 |
着工年/完成年 | 1969年/2001年 |
用途 | かんがい用水 |
堤高 | 52.2m |
堤頂長 | 220.0m |
堤体積 | 1,050,000立方m |
流域面積 | 41.9平方km |
湛水面積 | 66ha |
総貯水容量 | 10,000,000立方m |
有効貯水容量 | 9,250,000立方m |
ダム湖名 | |
管理 | 北海道開発局 |
本体施工者 | 西松建設・青木建設 |
水位
設計洪水位 | |
洪水時最高水位(サーチャージ水位) | – |
平常時最高水位(常時満水位) | |
洪水貯留準備水位(洪水期制限水位) | – |
最低水位 |
放流設備
用途 | 形状 | サイズ | 放流能力 |
---|---|---|---|
余水吐 | 自由越流式 | ||
取水設備 | 表面温水取水方式 |
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