東北電力(株)が所有する発電専用ダム。
堤高97.5mの重力式コンクリートダムで、かなり大きなダムに属する。
クレスト部に洪水吐としてローラーゲートが4門。
このダムから取水された水は、約5kmの別支流にある八久和発電所に送水され、最大27.2m3/sの水量を用いて60,300kWの電気を生み出している。
なお、このダムへの道のりは相当険しい。
未舗装の道路を約20km走らねば到達できない。
覚悟を決めて訪問するべし。

ダム湖側より堤体を眺める。
発電専用ダムらしくシンプルな造り。

上の写真の引いたアングル。
このダムヘは上流側よりアプローチするしかない。

天端のすぐ脇に建っているダム管理所。
無人っぽい。

天端を眺める。
デザインが施された欄干が、発電専用ダムらしくない。

左岸より堤体を眺める。
ゲートピアが鉄骨むき出しな所が東北電力(株)っぽい。

ゲートのアップ。
ローラーゲートが4門。

ダム湖。
かなり大きい。
このダムへたどり着くには、左岸(写真右)に寄り添って走っている道路を使うしかない。

堤体とダム湖。
スペック
ダム名 | 八久和(やくわ)ダム |
ダム型式 | 重力式コンクリート |
河川名/水系名 | 梵字川/赤川水系 |
所在地 | 山形県鶴岡市八久和山 |
位置 | 北緯38度30分43秒 東経139度52分30秒 |
着工年/完成年 | /1957年 |
用途 | 発電 |
堤高 | 97.5m |
堤頂長 | 269.0m |
堤体積 | 371,000立方m |
流域面積 | 148.4平方km |
湛水面積 | 186ha |
総貯水容量 | 49,028,000立方m |
有効貯水容量 | 33,295,000立方m |
ダム湖名 | |
管理 | 東北電力(株) |
本体施工者 | 大林組 |
水位
設計洪水位 | |
洪水時最高水位(サーチャージ水位) | – |
平常時最高水位(常時満水位) | |
洪水貯留準備水位(洪水期制限水位) | – |
最低水位 |
放流設備
用途 | 形状 | サイズ | 放流能力 |
---|---|---|---|
洪水吐 | ローラーゲート | 4門 | |
発電所使用水量 | 八久和発電所 | 27.20m3/s |
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