北海道電力(株)の発電専用ダム。
堤高30mの重力式コンクリートダムだが、堤体が60度ほど折れ曲がっていることが特徴的。 近隣には定山渓ダムや豊平峡ダムがあり、あまり目立たないダムだが、発電専用ならではの天端を覆い尽くすようなゲートや、 堤体の曲がり具合など、何かと楽しめる要素が多いダムなので、近隣のダムを訪問の際はぜひ見学してほしいダムの一つである。

下流より堤体を眺める。
クレスト部に余水吐としてラジアルゲートが4門。
一番右のゲートだけはサイズが小ぶり。

右岸側のアップ。
約60度の角度で折れ曲がっている。

天端を眺める。
もちろんの事、立入禁止。

減勢工。
小規模なものだった。

下流を眺める。
水の色が何とも美しい。

下流右岸より堤体を眺める。
ダムマニアとしては木が邪魔に思えるのだが、これもダムの魅力を引き出すための、一つのアイテムなのだろうか。
スペック
ダム名 | 砥山(とやま)ダム |
ダム型式 | 重力式コンクリート |
河川名/水系名 | 豊平川/石狩川水系 |
所在地 | 北海道札幌市南区豊滝633-1 |
位置 | 北緯42度58分16秒 東経141度13分03秒 |
着工年/完成年 | 1968年/1972年 |
用途 | 発電 |
堤高 | 30.0m |
堤頂長 | 217.0m |
堤体積 | 44,000立方m |
流域面積 | 452.8平方km |
湛水面積 | 13ha |
総貯水容量 | 1,370,000立方m |
有効貯水容量 | 530,000立方m |
ダム湖名 | |
管理 | 北海道電力(株) |
本体施工者 | 飛島建設 |
水位
設計洪水位 | |
洪水時最高水位(サーチャージ水位) | – |
平常時最高水位(常時満水位) | |
洪水貯留準備水位(洪水期制限水位) | – |
最低水位 |
放流設備
用途 | 形状 | サイズ | 放流能力 |
---|---|---|---|
余水吐 | ラジアルゲート | 4門 |
アクセス
札幌市街より国道230号線を定山渓方面へ進む。
定山渓温泉の4kmほど手前に、小金湯温泉がある。ここからが要注意。
小金湯温泉街に入る道が右手にあるので、ここを右折。
あとはそのまま川に向かって、勘を頼りに進んでほしい。
駐車場は無いが、適当なスペースがあるので、こちらに車を停めて見学するとよいだろう。
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