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夕張シューパロダム

北海道

北海道開発局が建設を進めている多目的ダム。
155m上流に大夕張ダムがあり、このダムの再開発目的で建設されている。
従来の大夕張ダムは、かんがい用水確保と発電のみの目的であるが、この夕張シューパロダムは、それ以外に洪水調節および上水道用水確保の目的も追加される。
堤高も約40m高くなり、これにより有効貯水容量が約4.5倍の3億7千万立方メートルとなる。
40mの差は偉大である。
2012年には完成するらしいので、その時にもう一度訪問してみたいと思う。


下流より堤体を眺める。
まだまだ高くなる予定。

上流にある大夕張ダムより夕張シューパロダムの上流部を眺める。
堤体の下の方に堤体内仮排水路が見える。
黒い高い塔は選択取水設備。

選択取水設備のアップ。
左のクレーンで積み上げて造るらしい。

堤体内仮排水路のアップ。
全部で4本。

大夕張ダムが形成するシューパロ湖。
有名な三弦橋も水没する運命にあるらしい。


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スペック

ダム名夕張シューパロ(ゆうばりしゅーぱろ)ダム
ダム型式重力式コンクリート
河川名/水系名夕張川/石狩川水系
所在地北海道夕張市南部青葉町
位置北緯43度01分24秒 東経142度05分57秒
着工年/完成年1991年/2014年
用途洪水調節、農地防災/不特定用水、河川維持用水/かんがい用水/上水道用水/発電
堤高110.6m
堤頂長390.0m
堤体積940,000立方m
流域面積433平方km
湛水面積1,500ha
総貯水容量427,000,000立方m
有効貯水容量367,000,000立方m
ダム湖名
管理北海道開発局・石狩東部広域水道企業団・北海道
本体施工者大成建設・岩田地崎建設・中山組

水位

設計洪水位EL 304.400m
洪水時最高水位(サーチャージ水位)EL 301.500m
平常時最高水位(常時満水位)EL 297.000m
洪水貯留準備水位(洪水期制限水位)
最低水位EL 259.600m

放流設備

用途形状サイズ放流能力
非常用洪水吐自由越流式12門

アクセス

道東自動車道勇有りICより国道274号線を夕張市街方面へ直進。
1.74kmほど走ると、国道452号線との交差点にさしかかるので、ここを左折。国道452号線へ入る。
7.68km走ると、国道452号線は右折するするので、その通りに右折。
あとはそのまま8.92km走ればよい。
大夕張ダム管理所のあたりに駐車場があるので、こちらに車を停めて見学するとよいだろう。
なお、やがて水没する運命にある大夕張ダムもあるので、こちらの見学もあわせておすすめする。


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